三味線弾き のコメント

Vol.172の配信、ありがとうございました!!
今号(ゴー宣&ザ・神様!)と4/1の小林先生のブログ『弱者を知らない者たちの差別意識』を併せて読むと、つくづく、人は強くなければ優しくなれないし(弱いチキンほど虚勢を張るし)、心に余裕がなければ弱者の現実を想像することもできなくなるのだと思いました。拙者自身、工事現場で全く使い物にならん無能な日雇いとか暴走族のはつり屋を指揮した経験や、水商売や風俗業の女性と付き合った経験はあるものの、小林先生やもくれん先生ほどの優しさ(強さ)や想像力は持てていませんでした。我が身を振り返っても、すごく心に染みた今号でした。「強く、優しく、美しく!」ありたいものです。

伝統や共同体が破壊される過剰な資本主義社会で、人が余裕を失って優しさや想像力を失うのはあっという間ですね。警戒心を忘れないようにしたいと思います。冒頭のムルシ族の話で、幕末にハリスの通訳を務めたオランダ人のヘンリー・ヒュースケンが当時の日本を評した言葉を思い出しました(以前、堀部先生が動画で紹介されていた『逝きし世の面影』より)。

いまや私がいとしさを覚え始めている国よ。この進歩は本当にお前のための文明なのか。この国の人々の質僕な習俗とともに、その飾り気のなさを私は賛美する。この国土の豊かさを見、いたるところに満ちている子供たちの諭しい笑い声を聞き、そしてどこにも悲惨なものを見いだすことができなかった私は、おお、神よ、この幸福な情景がいまや終わりを迎えようとしており、西洋の人々が彼らの重大な悪徳を持ち込もうとしているように思われてならない。


じつにカワイイもくれん先生の『ザ・神様!』。潔癖主義な社会よりも、ある程度治安の乱れた雑多な社会の方が居心地のよい拙者ですが、「となりのアヅマさん」に対する、友人さんの適切で優しいアドバイスや大家さんの思いやり、何よりそんな身近な近所迷惑を生活のエッセンスとして受容して笑いに転嫁できるもくれん先生の感性に狼狽えました。まだまだ拙者は資本主義や合理主義に侵された未熟者ですね。σ(^_^;;
「ミセス・ゾンビ」の続きも楽しみです!!今日こそは、SAPIOを買いに行って『大東亜論』を読んで、ともちんの『のぞきめ』をレイトショーで観たいなぁ〜(近頃のホラーはつまらんけど)。

No.23 106ヶ月前

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