アマゾンとかフェイスブックみたいな稀有な例外事象に頭を引っ張られてはいけないのだという話。
スタートアップ生成には、ある程度まで政府・自治体の助成金が必要だということ。

近藤祐大(2024)「助成金を通じたスタートアップの資源獲得」組織科学57(4)37-53.

早稲田・井上さんのところのお弟子さんですね。会ったこともあるのかな?
本研究ではテックスタートアップがそのアーリーステージで助成金を得ることで、
・チームの成熟
・パートナーとの信頼関係構築
・製品実用化
・起業家自身の成熟
・ミッション・構想の具体化
・ビジネスアイデアの発展
・業界での正当性
などを獲得していたことがわかった。実はこうした検証結果は米国ですら観察されることで、こんにちの技術スタートアップを育てるためには、民間の資源だけでは事足りなくなっているという実態が浮かんでくる。

政府支援で事業化をするなんて何か変なんじゃないの、という引っ掛かりは