声優の山下大輝さんとライトノベル作家の駱駝さんのトークバラエティ「山下駱駝」、第16回の配信直後のインタビューをお届け!
番組は最終回を迎えましたが、インタビュー記事はまだまだ続きます!
第16回の生放送直後、山下さんと駱駝さんに取材して、お時間の許す限り番組あてのメールにご回答いただきました。
(取材・文:かーずSP)
■山下家に伝わる『バーリー』は睡眠の必須グッズ!
───ももちゃん𓄯𓌉𓇋 さんから
「お2人は、寝る時に絶対に必要なものってありますか?私は数年前から抱き枕がないと寝られません。
山下さんは枕ではなく『バーリー』をまだご愛用なんでしょうか?」
駱駝「バーリーって何?」
山下「バスタオルのことを、山下家ではずっと幼少期からバーリーって呼んでいるの。だけど、いまだに語源がどこからきたのか謎っていう(笑)
寝る時にバーリーを、顔の横にくしゃくしゃって置いておくんですよ。
そのかわり枕を使わない状態で、それは特殊だっていろんな人から指摘されて、はじめて気づきました」
───じゃ今でも枕ではなく……。
山下「今も超ボロボロの2枚のバーリーを使ってます。お見せできるようなものじゃないくらいボロボロになってます(笑)
それくらい自分に馴染んでいるから、すごく長いこと愛用してますよ。もちろん、八つ裂きくらいボロボロになったら新しいバーリーに交換しますけど(笑)、寿命はめちゃ長いですね」
駱駝「バスタオルって長いこと使っていると、むしろ肌触りがゴワゴワして質が落ちてこない?」
山下「んーそれでも、やっぱり別のタオルだと馴染んでないから変な感じがするのよね。バーリーには自分の匂いがついてるとか、理由があるのかもしれない。
遠征先のホテルとかにもバーリーを持っていって、ホテルに置いてある新品のバスタオルは、そのまま未使用(笑)
バーリーが顔の横にあるだけで馴染むんですよね。家にいる感じ? バーリーがないと、マジで寝れないですねー」
───駱駝さんが寝る時の必須アイテムは?
駱駝「しいて言えば枕だけど、山下のバーリーみたいなことじゃなくて、どこにでもある枕とかで大丈夫なんだけど(笑)。まぁ最低限の柔らかさは保持して欲しいって感じかな?」
───睡眠つながりで、ももちゃんさん(バーリーのご質問とは別の方です)からヤクルト1000のメールが届いてます。
「某声優生配信番組で、蒼井翔太さんと森久保祥太郎さんも飲んでいるとおっしゃっていたり、SNSで増田俊樹さんがヤクルト1000が見つからないなどという投稿をされているのを見たりと、今声優業界でもヤクルト1000がキテるんだなぁと日々実感しています。
前回のインタビューの日はまだ飲み初めて3日目くらいとおっしゃっていたので、よろしければその後の大輝くんの様子や睡眠の質が変わったかなどお聞きしたいです」
山下「そう! 今どこも売り切れなんだよ。超バズっちゃってて」
駱駝「ヤクルト1000ってのは、よく眠れる飲み物なの?」
山下「疲労とかストレス緩和、そして睡眠の質が向上するって触れ込みらしい。
僕は効いていると信じて飲み続けていますけど、もともと眠りの質が良くないんでしょうね(笑)。
だけど飲まないよりは絶対いいんだろうなって信じて飲んでます。もしかしたら気づいていないだけで、効果が出てるのかもしれない」
■不純でもいいから、夢は具体的なビジョンを明確にしよう
───あこさんから
「山下さん駱駝さんこんばんは!
学生の私は今学期から受験生になりました。
ラジオ関係の仕事をする!という夢をモチベーションに頑張りたいと思います。お2人は、作家、声優と容易く目指せる職業ではなかったと思うのですが、何をモチベーションに、どんな思いで夢を追いかけましたか?」
駱駝「ラジオ関係だけだとざっくりしすぎだから、そこで何をやりたいかを明確にすると、やる気が出ると思います」
───もうちょっと夢を具体的にした方がいいと。
駱駝「そう。例えばラジオ関係の仕事に就いて何がしたいのか、動機をはっきりさせた方がいい。よこしまなやつでもいいんですよ、例えば芸能人と知り合って結婚したいとか、もうなんでもいい(笑)
それが頑張れる理由になるならば。この人は、ラジオ関係の仕事で具体的に何したいんだろう……?」
山下「誰それさんの番組を持ちたいとか?」
駱駝「僕らで言うと、あの作品に携わりたいとか目標があったりするんだけど」
───山下さんにとってのディズニー作品のように、って感じでしょうか。続いてあーこさんから
「誰が来ても変わらない山下駱駝の雰囲気が大好きです。ところで突然ですが、お2人は衣替えしましたか?春日和だったり、冬みたいな寒さだったり忙しいお天気ですので、この番組のように頑張りすぎないでまったりお過ごしください!応援しています!」
ってことですが、ここ数日も気温がコロコロ変わってますけど、体調管理とかどうしてますか?
駱駝「何もしてないですけど、コロナが流行ってからマジで風邪ひかなくなった」
山下「へー、マスクが効いてるってこと?」
駱駝「そう。コロナ前の俺、季節の変わり目に絶対に風邪を引いてたんだよ。でもコロナが流行って、自分も周囲もみんなマスクして、手洗いとうがいするようにしたら、2020年から一回も風邪を引いてない。
しんどい思いをしたのはワクチンの副反応だけ(笑) コロナが全部解決しても、マスク文化だけはなくならないで欲しい」
山下「僕はあまり意識してないです、肌荒れし始めると『季節、変わったんだな』って症状が出てから気づくみたいな(笑)
身体が丈夫なのかな? 扁桃腺を取ってるからかもしれないですけどね」
駱駝「取ってるの?」
山下「取った、でかかったから。子供の頃は扁桃腺が腫れてしょちゅう熱が出ていたんですけど、手術してからは全然風邪をひかなくなりました」
───それは声優の仕事とは関係なく、昔から?
山下「関係なく。発熱の原因が全部、扁桃腺だったんですよ。
原因がはっきりしていたから取っちゃおうと。それからはもう、超丈夫になりました」
■二人のコスプレ願望は……?
───めいさんから、
「おふたりが1度着てみたいと思うコスプレを教えていただきたいです〜!また、いつか選んだ衣装で配信をしていただけたらと思います」
山下「ん~コスプレとは言えないかもですけど、着ぐるみに入ってみたいなー。子供向けのショーの着ぐるみに憧れるんですよ。中に入って、動きもできて、声も自分で当てられたらすごい楽しそう(笑)
子供向けの番組をやってみたいです。生で子どもたちの反応とか返ってくるのって、きっと役者冥利に尽きるのではないかなって」
駱駝「スーツアクター?」
山下「スーツアクターさんはスーツアクターさんで別なんですけど、その筋のプロフェッショナルがいらっしゃるんですよ。何度か一緒に仕事したことあるんですけど、動きに、スーツアクターさんごとの個性が出るのが面白い!
同じキャラクターにも関わらず、『今日は活発だな』『今日はちょっとクールだな』って、アクターさんによって動きに違いがあるんです。しかもそれぞれがバッチリ決まっていて、スーツアクターさんにも個性があって面白いんですよ」
───駱駝さんにはコスプレ願望はないですか?
駱駝「コスプレ欲はないかな……どういう気持ちになるのか知りたいって意味では、シュプリームのすげー高い服を着て、街を歩いてみたい」
山下「全身シュプリームってこと?」
ら「うん。シュプリームの価値を俺はよく理解してないんだよ。言い方が悪いけど、Tシャツ工房で作れそうなデザインしてるように、俺には感じちゃう(笑)
そんな風なんで、1回着てみたらシュプリームを見る目が変わるのかな?って。
でもお金をかけるのは抵抗感があるから、タダで着れる機会があればいいな」
山下「駱駝はえん尾服とか似合いそう、高身長だし」
駱駝「着たことはないね」
山下「全身シュプリームのえん尾服……あるか知らないけど(笑)」
駱駝「蝶ネクタイとかよく見ると、シュプリームって書いてあるとか(笑)」
■最終回直前、これまでの「山下駱駝」を振り返って
───これまで1年以上「山下駱駝」をやってきて、なにか得たものはありますか?
駱駝「何もないです。だって何も得ようとする努力をしない番組だからね(笑)」
山下「そうなんですよ。すべてをそこに置いてきました。『山下駱駝』にはお話をしにきてる、お茶会みたいな感じです。
逆に、視聴者さんたちに『得たものはありましたか?』って訊きたい(笑)」
駱駝「自分はなんなら、もうそろそろ何を話したか忘れてるぐらい。
石谷(春貴)さんが来た時に、スクワットやったことはしっかり覚えてるけどね(笑)」
山下「得たものあるじゃん! 良い筋肉友達ができたじゃん!(笑)
いろんなゲストの方に来てもらえたのは良かったですね」
───印象的なゲストとかエピソードってありますか?
駱駝「戸松遥さんのビデオレターの時の服装が派手だったこと(笑)」
山下「なんかのイベントのついでだったんだろうね(笑)」
スタッフ「そうみたいです、イベント後だと伺いました(笑)」
山下「ゲストに逢坂(良太)さんが来てくれて嬉しかったです。僕の大好きな先輩なので、逢坂さんといると安心します」
駱駝「先輩だったんだ」
山下「そう、しかも先輩なのにタメ語で許してくれて、それくらいの安心感がある方なんです」
駱駝「最近はちょうど鬼になって狩られたばっかりだしなあ」
───『鬼滅の刃 遊郭編』の妓夫太郎ですね(笑)
山下「りょうちんさんは、僕のデビュー当初からいろいろ面倒を見てくれた人。先輩なのに僕と目線近めな感じで、相談に乗ってくれたりして、逢坂さんが来てくれたのは良い思い出でしたね!」
───次回は最終回です、何かやりたい要望はありますか?
駱駝「特別、何か企画をやるってことはしたくないですね(笑)」
山下「そうっすね、『最終回ですね。涙のお別れです!』みたいな湿っぽいことは、この番組には似合いませんから。
通常進行で、またいつか会えるよね、くらいのテンションで終わる方がいいのかなと思います」
───最終回以降、特番みたいな形で復活する可能性はありますか?
駱駝「そういうのがやれたらいいな。例えば自分が新作出す時とか、山下と一緒に宣伝してみようとか。
あるいは、高い焼肉屋でカメラを回しながら、焼肉が食えるんだったらそれはそれでOK(笑)」
山下「復活するにせよ、気合を入れる感じではなくて『スケジュールが空いたんでやります』くらいのゆるいスタンスの方が、この番組らしいかも」
というところでインタビューは終了。途端に、駱駝さんがおにぎりをパクパク食べはじめます。
───一時期はストイックに何も口にしませんでしたけど、もうリミッター解除してるんですね。
駱駝「今はもう痩せる必要がなくなったどころか、なんならちょっと太って筋肉をつけたい(笑) 結局、筋トレも大事なんですけど、食事も大事なんで」
そんな雑談をしながらエレベーター前へ移動した時に、楽屋裏レポでもお話したミニエピソードが発生します。
スタッフ「山下さん、長野県に行く用事って、たまにありますか?
長野県に『さわやかハンバーグ』と双璧をなすハンバーグ屋があるんです。ドンキホーテっていうんですけど」
山下「『ドンキホーテ』って名前のハンバーグ屋があるんですか!?」
ディスカウントストアのチェーン店の方を思い浮かべちゃいました。
スタッフ「ドンキホーテのハンバーグ、マジで旨いんです! ローカルチェーンで長野県に2軒だけしかないんですけど、長野に行く際にはお立ち寄りください。炭焼きハンバーグを目の前でジューって焼いてくれるんです」
山下「調べてみます!ドンキホーテですね、ありがとうございます!」
そうお返事して、エレベーターの扉が閉まりました。
こうしてインタビューしてお見送りできるのも、あと一回となりました。皆さん、ラストまでお付き合いのほど、よろしくお願いします!
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