私も、幼い頃は虫が苦手でした。でもある時「そうか、こんな小さな昆虫にも、一匹一匹心臓みたいなものが宿っていて、体を動かしていて、人間よりもはるかに短い時間を一生懸命生きてるんだな」と思うと、見た目がちょっぴりグロテスクな種でも愛おしく感じるようになり、それからは虫が苦手ではなくなりました。
ニンゲンのやっかいなところは「愛憎は表裏一体」の側面があることと、「無関心」のフィルターがあるということです。
愛しているからこそ、ある日突如憎悪が増す…。また逆に、苦手だったモノがある日突然好きになり、そこからは愛着が増す。
また、自分のキャパを越えたものにはキリがないから、いつしか自己防衛本能の一環としても「無関心」というスキルを身に付けていく。(でも小さな子ども達は興味の塊です。本来は殆どの人がそうだったのでは・・・と思うくらいに。)

今年に入って一層世界の様々な外交問題、対立、民族間や国家間での争いが顕在化してきて緊張状態が続いていますが、どうにかひとつずつ、少しずつでも、こんがらがった糸を解いていくように「平和」を築いていけたら、と、痛切に願い祈っています。

「宇宙から地球を見ると国境はなかった」と、宇宙飛行士の方々はよく仰います。
本当にそうなんだと思います。
一人ひとりの心の中に「平和」と「愛」が訪れますように・・・。ハッピーバレンタイン！