オモシロイ本、とのことで二つほど。 「私と悪魔の100の問答」 悪魔、とありますがファンタジー小説ではありません。 不可思議な「でびる屋」に母を助けてもらう代わりに「ハズレ君」という人形(腹話術?)を通して100の哲学的問答をしていく話。 目次には100の問いかけが記載されていますが、作中で全てが明確に問いかけられるわけではなく、読後にあそこがあの問いかけだったか、と思い出せる形式です。 主人公の少女が考え、答えたものに賛同できることもあれば、そうでない時もある。 不可思議な存在と問いかけに没頭しつつも自分の中の答えを改めて考えることができる、そんな小説です。 「バーティミアス」 こちらは児童書。全3冊で、厚さはハリポタくらい。 魔術師であるナサニエルが師匠の目をかいくぐり、こっそりバーティミアスという悪魔を召還。 本名を知られてはいけないのに悪魔に名を知られてしまったり、師匠が殺されたり、追われる身になってしまったり、と展開していく。バーティミアス視点で話が進んでいく際は脚注にバーティミアスの愚痴などが乗っているのも魅力の一つ。 1巻では主人公の少年期、2巻では青年として成長し始め、3巻では立派ながらも何処か不安定な……と、主人公の成長、そして変わらぬバーティミアスの気さくで面白い駆け引き、話術に惹きこまれてしまいました。
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オモシロイ本、とのことで二つほど。
「私と悪魔の100の問答」
悪魔、とありますがファンタジー小説ではありません。
不可思議な「でびる屋」に母を助けてもらう代わりに「ハズレ君」という人形(腹話術?)を通して100の哲学的問答をしていく話。
目次には100の問いかけが記載されていますが、作中で全てが明確に問いかけられるわけではなく、読後にあそこがあの問いかけだったか、と思い出せる形式です。
主人公の少女が考え、答えたものに賛同できることもあれば、そうでない時もある。
不可思議な存在と問いかけに没頭しつつも自分の中の答えを改めて考えることができる、そんな小説です。
「バーティミアス」
こちらは児童書。全3冊で、厚さはハリポタくらい。
魔術師であるナサニエルが師匠の目をかいくぐり、こっそりバーティミアスという悪魔を召還。
本名を知られてはいけないのに悪魔に名を知られてしまったり、師匠が殺されたり、追われる身になってしまったり、と展開していく。バーティミアス視点で話が進んでいく際は脚注にバーティミアスの愚痴などが乗っているのも魅力の一つ。
1巻では主人公の少年期、2巻では青年として成長し始め、3巻では立派ながらも何処か不安定な……と、主人公の成長、そして変わらぬバーティミアスの気さくで面白い駆け引き、話術に惹きこまれてしまいました。