とぐる のコメント

かこつです。
おすすめの本として必ず挙げるのが、舞城王太郎さんの「煙か土か食い物」
とにかく文字の圧力がすごい!全編にわたりほぼ改行や句点を挟まず一面びっしり文字。
息つく暇も与えられず、その「文圧」でラストまで畳み掛けられるのがとても気持ちいい。
舞城さんの文章はテンポが良く、早く次を読みたい!読みたい!と脳の一部が先走って勝手に次々ページを繰ってしまう不思議な感覚が楽しく何度も読んでしまいます。
もちろん中身にも読む価値あり。ミステリーとされていますが主題はとある家族の異常な愛と絆の話。
一向に彼らに感情移入はできず、その絆も理解できない。ラストでは何に感動しているのか分からないがなぜか感動している、と奇妙な感覚が味わえます。こういう絆もあるんかなあ、あるんだなあ、と。
ストーリー、登場人物、作風全て個性の塊という作家なので読む人を選ぶかなとは思いますが、ぜひ!
長文失礼いたしました。コメントにある他の本も読んでみたいですねえ。

ギスメモは生きがい、毎週と言わず毎秒投稿して。

No.50 90ヶ月前

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