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分析哲学者・小山虎さんの新刊をPLANETSから発売します。

ただいまPLANETS公式ストアのみで予約受付中。
特典として、小山さんによるオンライン講義に参加できます(アーカイブ配信あり)。

書籍のお届けは7/12(火)からです。
ぜひこの期間に予約してください!

▼書籍について

フォン・ノイマン、ゲーデル、そしてタルスキ。

現代のコンピューターサイエンスの礎を築いた偉人たちを育んだオーストリア哲学の系譜について、その土壌となった大学制度や研究機関の成り立ちや文化風土も視野に入れながら解説します。

目次など詳細はこちら。

▼目次

序章 フォン・ノイマン、ゲーデル、タルスキと一枚の写真
第1章 「オーストリア的」な知はいかに立ち現れたか〜ドイツ近代哲学との対峙の中で
第2章  カントからチューリング・マシンへ〜コンピューターの芽を育んだドイツの哲学と数学
第3章 ウィーン学団、3名のオーストリア人科学者の夢物語
第4章 「フォン・ノイマン」と呼ばれた男の名前の変遷
第5章 国際政治に振り回されたポーランドの論理学
第6章 理想主義、観念論、そしてヘーゲル〜19世紀のアメリカ哲学
第7章 アメリカにとって大学とは何か〜アメリカにおける大学観の変遷
第8章 新世界より〜オーストリアからアメリカへと渡った移民たち
第9章 ニューヨークの大学とユダヤ人哲学者の系譜
第10章 アメリカでのタルスキ〜幻の「タルスキ型」コンピューター
第11章 どうしてフォン・ノイマンとゲーデルはアメリカにやってきたのか〜アメリカ学問の中心地プリンストンの誕生
第12章 アナログからデジタルへ〜「ノイマン型」コンピューターの誕生
第13章 プリンストンで出会った3名が再会した会議と再会しなかった会議〜人工知能の誕生
第14章 「大学」でない大学MIT〜戦争によってもたらされたアメリカン・ドリーム
第15章 「西海岸のハーバード」を目指したスタンフォード大学の歩み
第16章 コンピューター史に名を残すもう一人の「ノイマン」〜イギリスのコンピューター黎明期
終章 ウィーンからニュージャージーへ〜分析哲学へと向かうアメリカ哲学の道のり

▼著者について

小山虎(こやま・とら)
山口大学時間学研究所准教授。 大阪大学大学院人間科学研究科博士課程修了。
博士(人間科学)。 専門は分析哲学、形而上学、応用哲学、ロボット哲学。
論文に“Against Lewisian Modal Realism from a Metaontological Point of View”, Philosophia, Vol.45, No.3, pp.1207-1225,2017, “Ethical Issues for Social Robots and the Trust-based Approach”, Proceedings of the 2016 IEEE International Workshop on Advanced Robotics and Its Social Impacts, 2016 など。
編著に『信頼を考える:リヴァイアサンから人工知能まで』(勁草書房, 2018年)、訳書にデイヴィッド・ルイス『世界の複数性について』(共訳, 名古屋大学出版会, 2016年)などがある。


▼オンライン講義の概要

現在の私たちの欠かせない社会環境となっているアメリカ発のコンピューターという発明の背後に、ドイツやオーストリアの哲学の伝統はどのように関係しているのか?

17〜20世紀にかけての科学・哲学の思想運動を牽引した膨大な登場人物が交錯する本書を読み解くポイントについて、さまざまな分野の人文書・学術書の読書会コーディネーターとして活躍する酒井泰斗さんを聞き手にお迎えし、この分野を初めて学ぶ方にもわかりやすく小山さんが解説します。

【開催日時】
2022年7月23日(土)20:00〜 ※アーカイブ配信あり

【講師】
小山虎(山口大学時間学研究所准教授)
聞き手・酒井泰斗


▼発送のスケジュールについて
本商品は2022年7月12日(火)より、順次発送します。

ご予約をお待ちしております!