おはようございます、PLANETS編集部です。
いよいよ4月も終わり、大型連休が始まりますが、国内の一部地域ではさらに厳しい緊急事態宣言が発令されています。PLANETSのコンテンツが、皆さんのステイホームを少しでも充実した時間にする一助になれば幸いです。
さて、今朝は今週のDaily PLANETSで配信した3本の記事のハイライトと、これから配信予定の動画コンテンツの配信の概要をご紹介します。
今週のハイライト
4/26(金)[特別無料公開]『いだてん』というニッポンの自画像|成馬零一
いよいよAmazon・書店での一般発売が開始された成馬零一さんの新著『テレビドラマクロニクル 1990→2020』からのピックアップをお届けしました。今回は宮藤官九郎脚本の大河ドラマ『いだてん』をめぐる論考の一部を特別無料公開! 『あまちゃん』スタッフと豪華俳優陣で臨んだ本作は、それまで「男の子たちの物語」を描き続けてきた宮藤が「大きな物語」に挑んだ集大成とも言える作品でした。
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本連載を元に、2020年に至るまでの新章を大幅加筆した最新刊『テレビドラマクロニクル 1990→2020』が、特別電子書籍つきで販売中です!
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4/27(火)【連載】ボーダレス&タイムレス──日本的なものたちの手触りについて
モノへの回路をひらき、ゆるくつながる | 丸若裕俊
工芸品や茶のプロデュースを通して、日本の伝統的な文化や技術を現代にアップデートする取り組みをしている丸若裕俊さんの連載『ボーダレス&タイムレス──日本的なものたちの手触りについて』。今回は最近丸若さんが取り組み始めたInstagramライブや、新しくプロデュースされる茶筒についてお話を伺いました。SNS時代において、本当に良い「モノ」に出会うために必要な回路を探ります。(構成:石堂実花)
4/28(水)【連載】ユートピアの終焉──あだち充と戦後日本社会の青春
第16回(4) 国見比呂というヒーローの成長としての失恋を描いた『H2』
ライターの碇本学さんが、あだち充を通じて戦後日本の〈成熟〉の問題を掘り下げる連載「ユートピアの終焉──あだち充と戦後日本の青春」。
平成を代表する本格野球ラブコメ漫画『H2』の読み解きの完結編です。最後に考察するのは、主人公・国見比呂のヒーロー性について。『ナイン』や『タッチ』と異なり、ライバル役の橘英雄とともにプロ野球入団が視野に入る超高校生級の選手として描かれた比呂の回り道の成長劇には、あだち充の人生観やゼロ年代に向かう時代の変化への応答が、どんなふうに刻まれていたのでしょうか。
これからの動画配信予定
5/7(金)19:30~ 遅いインターネット会議
2021年アカデミー賞から世界を読む|藤えりか×森直人
現在PLANETSでは、「遅いインターネット」計画の一環として、評論家・宇野常寛が政治からサブカルチャー、ビジネスからアートまで、さまざまな分野の講師を招きながら、世の中の流れと近すぎない、しかし離れすぎない中距離の問題設定で参加者と共に思考していくオンラインイベント「遅いインターネット会議」の生放送を(ほぼ)毎週火曜日の夜にお届けしています。
次回の放送は5/7(金)、テーマは「2021年アカデミー賞から世界を読む」です。
現地時間4月25日(日本時間4月26日)に発表予定の、今年のアカデミー賞。コロナ渦の影響を受けて、今年に限り特別に、ストリーミング配信作品など劇場公開ではない作品も選考対象になりました。
非白人の女性監督として初の監督賞受賞が期待されている中国系クロエ・ジャオ監督「ノマドランド」や、韓国系移民の家族を描いた米映画「ミナリ」をはじめ、多くの話題作が注目を集めています。
今回は、ハリウッドで取材経験のある朝日新聞経済部記者の藤えりかさんと、映画評論家の森直人さんをお招きして、アカデミー賞の結果について解説していただくとともに、コロナ渦を経て映画産業はどうなるのか、その未来について考えます。
生放送のご視聴はこちらから。
それでは、よい週末をお過ごしください!
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