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珍宝館のちん子さん動画はこうして生まれました~ユーザー記者活動の流れ~

2017/07/07 22:00 投稿

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こんばんは、日本初の女性パズルプロゲーマーのTemaです。
プロゲーマーというよりも、「もこう、「完全顔出し」でぷよぷよ大会に出場!【セガフェス】」の動画で顔半分だけ映っていた人、「ぷよぷよテトリスS」のプロモーションビデオでもこう様と対戦した人、として覚えられている気がしますが、それはまあ良いでしょう。

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話は変わって、2017年6月17日に開催されたユーザー記者公式生放送で、東の関脇(3位)の称号をいただきました。
これもみなさまの応援のおかげです。本当にありがとうございます。
投稿した動画は、珍宝館の館長ちん子さんへのインタビューです。
今回は珍宝館動画を例に「ユーザー記者活動の流れ」をご説明したいと思います。



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ユーザー記者のお仕事は5ステップにわけることができます。
今回は1つのステップごとに説明。


1:テーマ設定
テーマは何でも良い訳ではありません。連続2日間で合計1000リツイートだか、細かい制約は忘れましたが「話題になっていないとダメ」という制限があります。真面目な基準があるので、詳しくは運営に聞きましょう。
自分は「Yahoo!リアルタイム検索」というサイトでのランキング上位を毎日何回もチェック、気になる単語があれば取材に結びつけます。

珍宝館は、以前に江頭2:50様のDVD(うろ覚え)で拝見した記憶がありました。
江頭2:50様は下ネタ、身体を張ったアクションで女性を怯ませる芸風を得意としておりますが、
珍宝館のちん子さんは、怯むどころか彼の股間にタッチしたり逆セクハラを連発。
彼女の怒涛の下ネタラッシュは、江頭2:50様をも困惑させる勢いで出演者全員を驚愕させました。
そんな伝説の施設、珍宝館がせっかくトレンド入りしていたので「彼女に会うなら今しかないだろう」と取材を決意。
そんな簡単な理由でテーマが決まってしまいました。


2:許可を貰う
取材先を決めたら、大まかな動画のコンセプトを決めて取材の許可をいただきます。
ユーザー記者は、記者を名乗りつつもドワンゴ社員ではない、WEB番組で動画紹介をする可能性があるけど1ヶ月以内に複数の動画を投稿する場合は紹介もお約束できない、という微妙な立ち位置のポジションです。
その辺を上手く説明しながら、取材許可をいただくことになります。
今のところ、取材先からは非常に良くしていただき、断られた経験はありませんが、それを当然だと思ってはいけません。
取材先へ感謝の気持ち、礼儀を忘れず、今後もユーザー記者が心地よく取材できる環境を作りましょう^^


3:撮影
許可を貰ったらいよいよ撮影です。
お忙しい中で取材をお受けいただいているので、取材時間はなるべく短く。
私はインタビュー15分、展示物は一般客が楽しむ程度の時間で終わらせています。
他のユーザー記者の皆さまは、金の暴力で高価な機材を用意している方が多いですが、
私の機材はただ1つ、コンパクトデジカメです。

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お値段は1万円以下で、お店で2番目に安かったと記憶しています。
でもこれが私の相棒です。

マイクはデジカメ付属の物なので、インタビューの際は大きな声で喋ってもらうか動画編集ツールで音量調整しています。
三脚は持って行く時もありますが、面倒な時は持って行きません。
三脚がなくても、適当な段差や石垣にカメラを置けばたいてい何とかなります。


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いや、何とかなってないわ(汗



取材内容については、事前にテーマを決めて撮影する方が多いと思います。
その方が安定して良い物が撮れると思いますし、実際に優勝者の方々は私よりも動画の完成度が高いので異論はありません。
取材の許可を取る時点で概要を伝えなければならないので、私も大まかな枠組みを考えてはいますが、細かい所は行きあたりばったりです。

実は珍宝館の動画はテーマ変更も行っています。
最初「珍宝館のちん子さんはガイド中に●●回放送禁止用語を言う」というタイトルで、ガイド中の卑猥な言葉のみを抽出してカウントする動画にする予定でした。
しかし、取材に不慣れな私はデジカメが見つからずあたふたしている間に1つめの展示物のガイドが終了。
カウントはしたものの、全部動画を撮り言葉を抽出する予定はいきなり頓挫しました。
(後でもう1回ガイドをお願いしても良かったのかもしれませんが、お忙しい中でご厚意で取材へ応じてくださった方に、自分の準備不足を理由に手間をかけさせたくはなかったです)

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↑当初のテーマの名残

そして取材を進める内に、珍宝館の新たな一面が見えてきました。
当初は「18禁がテーマ、下ネタ大好きな館長がいる謎の館」という目で見ていた私ですが、
実際の珍宝館は全年齢対象、歴史的な資料もあり、ちん子さんもお店の方もカメラの外では優しいお方でした。
お店の方には、取材後にはペットの犬を触らせてくれたり、バスで来たことを伝えると時間を教えてくれたり、本当に色々とお世話になったんですよ。

ユーザー記者の特徴は、素人が取材を行っていることです。
ちん子さんのぶっ飛んだガイド、逆セクハラの様子は散々テレビで発信されており、
動画編集技術の拙い私がやっても何番煎じだよ、って感じです。
だったら、ユーザー記者のアングラ、庶民的位置づけを利用して、
テレビでは普段見せないちん子さんのもう1つの顔を見せても良いのではないか?と考え、
温かみのある動画内容に変更しました。
結果として、こちらの方が良かったと思っています。


4:動画編集
動画編集ツールはAviUtlを使っています。無料です。やはり金はかかっていません。
ユーザー記者で金かけてない人ランキングでも3位以内に入れそうです。

5ステップの中でテーマ設定が一番時間をかけることになりますが、一番作業してる感があるのは編集作業です。私はまだ動画編集経験が浅いので、2分の動画を作るためにも4時間以上かかります。

大まかな手順としては、
動画と写真をフルチェック→使う可能性がある物を抜粋→オープニング、絶対使う物を組み込む→タイトルの画像を決める→入れても入れなくても良いシーンを選びつつ、2分に収まるよう微調整→全体の音量調整→BGM設定→全体確認→取材先の希望があれば取材先に事前チェック

こんな感じです。きっと無駄があります。私よりも上手い人に聞きましょう。


余談ですが、動画に入れるシーンを決める段階で、
ユーザー記者の宿命である「どこまで身体を張るべきか」の悩みに直面します。
動画に入れる気満々で撮影したのにボツとなる映像もあります。
今回は男性器を模した飴を顔に近づけるシーンをNGにして、私がやる予定だったことは猫にかわってもらいました。

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優秀な飼い猫だった。ありがとうね。
※猫に甘い物は厳禁です。通常はお菓子を食べることはありませんが、稀にお菓子の香りに興味を持つ猫がいるので注意。

今回はセクシーな方面での悩みでしたが、身体を張るラインは毎回避けられない悩みです。
他の企画なら、激辛に挑戦できるか、危険な行為ができるか、いくらまで取材費用を使うか、とかに変わります。
ユーザー記者として人気を得るためには身体を張るべきですが、
それは本当に記者自身が楽しみながらできることなのか、
そこで身体を張ることが後々の活動でプラスになるのか、よく考えて決めましょう(´・ω・)


5:投稿
いよいよ投稿です。
サムネイルは目立つ物を選んでいますが、センスがないので私よりも上手い人に聞きましょう。
私はサムネイル、タイトルでの極端な誇張や釣り動画は避けています。

釣り動画のメリット:再生数を伸ばしやすい、母数が増えたことでファンになってくれるかもしれない
釣り動画のデメリット:釣りと知ったことで好感度が下がる

私は堅実に成長したいし、プロゲーマーとして信頼を得なければならない立場にあると思っているので避けています。
どっちを選ぶかは人それぞれです。
良い悪いという単純な話だけではなく、投稿者&ファンの性格次第でもあると思います。


最後に
長くなりましたが、私の動画作成手順の説明は以上です。
取材の雰囲気がおわかりいただけましたか?
私の取材はお金をかけず、細かいシナリオもなく、自然体で取材を行っており、偉そうに語れる技術はございません。
ですが、高価な機材に拘らなくてもユーザー記者デビューはできますし、
いつも自然体な私だからこそ、臨機応変な対応や被写体の自然な表情を撮影することができるのだと思っています。
まだまだ始めたばかりのユーザー記者活動ですが、これからもよろしくお願いいたします。


Twitter:https://twitter.com/tema2424
WEB:http://tema2424.tumblr.com/

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