しかし、個人情報に関わることや、当事者のプライバシーに影響する情報は、話の中でボカすことはあります。そのようなあやふやな情報は、怪談話を聞いた人たちから伝言ゲームのように派生し、様々な憶測を呼んで話題になるのも怪談話の醍醐味でもあります。
ちなみに吉田先生は、他の怪談話を聞いて「このくだりは後から肉付けしたな」と思うことも多々あるそうです。このへんは怪談師ならではの直感ですね。今回出演した心霊芸人のシークエンスはやともくんも、これまで数多くの心霊体験をしていますが、その話を周りにする際に「主人公が死んでしまった」というオチは、聞き手が引いてしまうため、死んでないことにアレンジするそうです。
吉田先生によると、それも怪談話のスキルのひとつで、主人公が死んでしまうのは聞き手がリアルに感じないことがあるらしく、そのようなテクニックを使って編集することがあると言います。
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