今回の相談は「アウェーだと空回りしてしまい自分の力を出せない」というお悩み。完結編では、職種や年齢に限らず、どんな人でも今すぐ参考にできそうな金言が続出!必読です!
厳しい言い方をすると詰めが甘かったんだと思う
西川 あとは、最初から「自分にはこれができる」っていうのを思い込みすぎてしまっているのもあるんじゃない?「ホームでの自分はこうだったのに」とか「ホームなら合格点の何点くらいの結果を残せた」みたいな。
――良かった時の記憶を基準にして、そこと比べてしまっていると。
西川 だから、最初にそう思っちゃってると、「今日はアレもできなかった、コレもできなかった」ってなると思う。「前回はこれぐらいの準備で、こういう結果になったのに、なぜそうならなかった?アウェーだったのが原因かも…」みたいな思考になってしまっているのかもしれないけど、それってやっぱり、より完璧に準備する以外はないんだよね。
そうすれば、突然の無茶振りでも、なんか嫌味なことを言われたとしても、寝てても余裕でできるくらいに準備していれば不安になったり焦ることもないし、結果にも繋がるんだと思う。
そうすれば、突然の無茶振りでも、なんか嫌味なことを言われたとしても、寝てても余裕でできるくらいに準備していれば不安になったり焦ることもないし、結果にも繋がるんだと思う。
――そういう意味では、アウェーへの苦手意識というよりも、ホームでの甘えがあったというか。
西川 厳しい言い方しちゃうと、詰めが甘かったのかもしれない。ホームでは周りも理解している人ばかりだからOKになっていたことが、そうじゃない現場では突き返されてしまったというか。
やっぱり「アウェーはやりづらい」って言うのは、自分の引き出しの少なさを露呈してしまっているだけだと思うんだよね。だから、そうならないためには、いろんな場所でいろんな対応ができるようなマルチな引き出しを持つしかない。だから…これは僕自身もそうなんですけど、誰でも「もういい年して恥をかきたくない」っていう気持ちがあると思う。ただ、そればかり思い出すと…結局、同じようなことしか選ばないというか、やらなくなってしまうと思うんだよね。
――守りに入るというか。
西川 うん。あとはまぁ、自分の場合は…「これは俺じゃないからやらないとか、俺らしくないからやらない」っていうのをやめたんだよね。
――どういうことでしょうか?
西川 時に「俺はこれしかやりません」って言い切っている人の方が羨ましかったり、カッコいいなと思うこともある。でも「俺は多分そのタイプじゃないわ」って思ったというか。
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