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ちょっとした記念撮影なのに、何度も何度も撮り直しをする人にちょっと引いている…そんな方、実は多かったのではないでしょうか?今回は西川チャンの“歌録り”に対する哲学と絡めて、「記念撮影の写真はどう選ぶべきか!?」問題に、一つの解答が!


自分じゃない視点によって広がる魅力も

――たしかに、物凄い数の写真の中から自分が一番よく写っている写真を選ぶのって、大変そうですね。
 
西川 うん。たまに仕事の現場でグラビアアイドルとか女性タレントの方とご一緒することがあるわけですけど、その方が例えば写真集を出すとして、「実は表紙の写真気に入ってないんです」とか「なんでこのカットが選ばれたのか不思議」、「もっと別の写真が良かったのに…」みたいなお話を聞くんですけど…やっぱり自分と他人では魅力を感じる部分が違うと思うんですよね。

本人にとっては「信じられない!(写真をチョイスした人の)センスがない!」みたいに感じるかもしれないけど、編集部の方とかは“より多くの人に、この子が届くように”という気持ちで写真を選んでるわけだから。
 
――確かに、自分で写真を選んでいるブログの写真だと、ほとんど同じカット・同じ表情になるっていうのも、そういうことかもしれませんね。
 
西川 「こういう自分がいい」とか「この角度が一番可愛く写る!」みたいなコダワリももちろん大切だと思うんですけど…そういう、自分じゃない視点によって広がっていく魅力もあると思う。

もちろん、僕もどういう写真が撮れているかはチェックしますし…最終的に「これでいきます」って提示された時とか、デザインとしてでき上がった時とかに意見を言うことはありますよ。「この写真に近いので、別カット無かったっけ?」とか「これに近いんだけど、もう少しこうして欲しい」みたいな。そういう意見は言いますけど、基本的にはお任せ。

…とは言いつつ、実は僕、一回の撮影でそんなに膨大な量の写真って撮らないんですよ。それはもう最初からそうしているというか。意識してあんまり枚数を撮らないようにしてるんです。