上杉隆のニッポンの問題点

作家とジャーナリストの線引きは? 「夜のズバッ!とマスコミ検証!」全文書き起こし(前半)

2012/11/13 15:00 投稿

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メディア界に激震をもたらした『週刊朝日』問題。それからおよそ2週間経った2012年10月30日、元ジャーナリストの上杉隆の番組「夜のズバッ!とマスコミ検証!」が、niconicoで生放送されました。ブロマガ「上杉隆の東京脱力チャンネル」と連動する番組としては第3回目。キャスターに花音(かのん)さん、ゲストに政治ジャーナリストの藤本順一さんとノンフィクション作家の森功(もり・いさお)さんを迎えました。

今回のテーマは、大阪市の橋下徹市長の出自などを報じた『週刊朝日』(朝日新聞出版・10月26日号)の連載記事について。この記事をめぐっては、橋下市長が出版元の朝日新聞出版だけではなく、親会社の朝日新聞社を痛烈に批判。朝日新聞出版は謝罪と編集長の更迭、さらに連載中止に追い込まれました。

20年以上も政治ジャーナリストの第一線で活躍してきた藤本さんは、番組前半で読者からは盲点になっている部分を指摘しました。それは、記事を書いたノンフィクション作家の佐野眞一さんが「今回の記事は『週刊朝日』との共同作品」と述べたコメントを出した点です。

「ジャーナリストが記事を書く場合、『自分の記事だ』という言い方しかしないんです。『作品』という言い方はしない。その辺に、ジャーナリストとして報道の記事を書くことと、佐野さんが作家として表現するということはフィールドが違うということです。ノンフィクション作家や作家が書くものは、ジャーナリストが書くものよりも、もう少し許容範囲を広く考えても良いんじゃないかという気はする」

このように藤本さんは語り、ノンフィクション作家とジャーナリストの違いを指摘しました。上杉隆の東京脱力チャンネルでは、今後も定期的に生放送をしていく予定です。番組前半の全文書き起こしは以下の通りです。

 

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