3月は憂鬱だ。とくに東日本大震災のあった2011年以降は一層そう思える。

あの3・11から二年目の春を迎えようとしている。だが、当時、指摘した通り、フクシマの現状は復興どころか、ますますひどい状況になっている。

確かに、放射性物質の空間線量は相対的に下がっている。一年前まで、郡山駅前で毎時一マイクロシーベルトあった値は0.5μ?前後までになった。

だが、線量が下がっても福島の人々の心が晴れているようには思えない。その表情に心から笑顔が戻るのはあるのだろうか。

二年前の震災直後、私が繰り返し指摘した現実がいよいよ訪れているようだ。東日本大震災からの復興はフクシマが最も遅れるだろうと断言した。その理由はこうだ。