「では、メディア(言論界)でもっとも注目しているのはどなたですか?」
ここ数年のジャーナリスト活動のほとんどの期間を、記者クラブ批判や言論空間の多様性の訴えに費やしてきたからだろうか、各地の講演などで最近こうした質問をよく受けるようになった。
2、3年前ならばツイッターなどのSNSなどを使いこなす津田大介さんや記者会見のUstream中継を始めた畠山理仁さん、あるいはそうしたネット界の大先輩である小林弘人さんなどを挙げていた。
だが、最近は、そうした日本のメディア環境の先駆者たちよりももっと根源的な姿勢を持つ人物に関心が移っている。
端的にいえば、より古い友人である常岡浩介氏、彼の言論に対するひとつの姿勢だ。
戦場ジャーナリストであり、アフガニスタンやパキスタン、あるいはチェチェンで繰り返し拘束、行方不明などになっている彼の言論のいったいどこに注目に値する部分があるというのか?
端的にいえば、彼の発言内容そのものではなく、姿勢そのものに注目、いや脅威すら感じているのが正直なところだ。
コメント
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つい購入しちゃいましたが、痛いなぁ