■生放送告知

2/28(木)21:00~
上杉隆の夜のズバッ!と生ステーション 「ネット選挙解禁で日本が変わる!?」


PART1からの続き・・・

薬師寺 今の発言で、消費税の軽減税率をどうする、ということとは別にして、日本の言論の歴史を振り返ったときに、それが自由や民主主義に貢献をあまりしてこなかったという部分は、ちょっと言い過ぎなような気が僕はしましたけど。
 というのは、要するに戦前は、その自由が法律的に国家権力から認められなくて、新聞も弾圧の対象になっていたわけです。だから、それに対して闘った言論人もいるし、戦後もさまざまな形で多様性のある言論が存在しているからこそ、ほかの国、中東の国や、例えば中国やロシアに比べてもいい国になっている部分はある。ただ、おっしゃったように、行き過ぎた商業主義という現実も今ありますから、それは当事者が心して構えないと、自分たちが自分たちを滅ぼすことになることはあるかもしれない。

藤本 僕は、でも軽減税率そのものに反対なんです、実は。税制というのはやっぱりまず単純化して、単純化したところから進めないと、施工する前にこれは外してくれ、などと言いだしてしまうと・・・

高木 難しいところです。

藤本 これはやっぱり、ここも、公明党の悪いところだと僕は思います。どこかで自分の存在感を見せたいがために、弱者に対しておもねった軽減税率みたいなことをして、われわれはこんな要求を通したぞ、というようなことをいつも言うんです。だけど、最初はフラットに・・・だって、間接税では消費税が一番公平だということで始めようとしているのに、そこに差異を付けて制度を先にいじってしまったら、意味がないじゃないですか。

高木 この軽減税率って、去年の6月に自民、公明、民主で3党合意をしたときに、消費税というのはフラットに税金を取る、だから安定的な財源になる、という前提なんだけれども、一方で、逆進性という形があって低所得者の負担感が高いから、低所得者対策はやらなきゃいけませんね、ということは合意したわけです。

藤本 いや、だけど、自民党は景気を良くすると言っているんです。国民の所得を上げると言っているんです。上げた時点で、なおかつそこからこぼれている人たちの手当を考えるのはいいけれども、所得を上げると言っていて、弱者をどうするか、というようなことっておかしいでしょう、やっぱり。

高木 ちょっと待って。そういうような中にあって、じゃあどうしようか、と言ったときに、8%段階では軽減税率か簡易な給付措置、10%段階では軽減税率か給付付き税額控除。これは減税ですね。減税で、税金を納めていない人はその分だけお金を渡す。給付をする。

藤本 なんで僕が言っているかというのは、アベノミクスというのは、基本的には金持ちに金を使わせる政策なんです。そこに、金を使えない人たちは福祉でフォローしますよ、だからそれはギリギリのところの人たちですよ、という・・・アベノミクスでしょう、これは。金を持っている人に・・・

高木 大ざっぱに言うとそうだけど、じゃあその困っている人は、どこからが困っている人で・・・この線引きだって難しいですよね。そうなってきたときに、この軽減税率というのは、食料品だとか日用品で、一番負担感が多いところがいわゆるおさまる・・・

高木 さあ、じゃあどこの段階でやるか、こういう話になっているわけです。

上杉 延長失敗? 終わっちゃった? 止まってる、止まっていない?

-- ちょっと待ってください。止まっています。

上杉 戻った?

-- 再開しました。

上杉 今、止まってしまいましたが・・・

藤本 何か質問を受けたらアベノミクスに戻さないと(笑)

高木 アベノミクスの話だったんですね、すみません。私が入ったことによって変な方向にいっちゃったかな。

藤本 いいえ、とんでもないです。

上杉 先ほど話の途中だったんですけど、報道の自由度のランキングが発表されました、きょう。日本は53位、31ポイント下がりました。

薬師寺 それはどこが発表したかを教えなきゃ。

上杉 国境なき記者団の・・・

藤本 アベノミクスと報道の自由と、どこでどうつながっているの。

薬師寺 アベノミクスでお伺いしたいことは・・・

上杉 アンケートを採ろうと。

三橋 アンケート、きょうはやっていない・・・

藤本 アンケートをするほど素材を与えていないから(笑)

上杉 質問を募集しますか。質問、そちらに来ています?

上杉 募集していないんですよね。じゃあ、その前にアベノミクスで回しましょう。