三代目山梨一家・清水三男総長代行急死
三月二十五日午前十時前、山梨県甲府市内のマンションで稲川会三代目山梨一家・清水三男総長代行(清水組組長)が死亡しているのが見つかった。
「山梨県内では連日発砲事件が起きているだけに殺人事件の可能性も考えられたが、外部から室内に侵入した形跡がないことや、遺体の近くから拳銃一丁が見つかったことから、拳銃を使用して自殺したのではないかとみている」(捜査関係者)
平成二十四年に三代目山梨一家が小林山水総長のもと発足し、同年九月七日には稲川会館にて親子縁組盃儀式が執り行われた際に清水組長は総長代行として筆頭で盃をおろされている。山梨一家はもとより稲川会でも将来を期待されていた親分という証左であろう。
その後のインタビューでも、
「新たなスタートを迎え、代行としては船頭のように舵を取って一枚岩の組織を作りたいと思います。暴対法や暴排条例などで大変な世の中ですが、若い者が伸び伸びと渡世を張っていける環境も合わせて作っていくことがわれわれの使命と考えて毎日、勉強しています」
と力強い抱負を述べていた。
小林総長を中心に、組織のまとめ役として新体制を牽引していく過程だっただけに、この突然の訃報は多くの関係者たちの落胆させたが、遺された全員はさらなる飛躍と結束を誓ったという。
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