田原総一朗さん「『山口組講演会』体調不良で断念」の件を考えてみました
吉原美姫
うーん、残念。個人的にも非常に興味があったのですが。まあこのお話が出てきた当初から「実現はビミョー」との説はありました。まず兵庫県警は絶対に邪魔してくるでしょうし、場合によっては警視庁も出てくることは想定内ですからね。実際には警察庁が動いたようですから、田原先生の影響力と人気のすごさがわかります。
「田原さんが山口組で講演をするらしい」というのはバレンタインデーの前には記者仲間では知られた話になっていましたが、最初に出たのは日刊サイゾーのようです。
「講演の準備の心労でダウンしたもよう」と警視庁組対の担当者情報を紹介しています。
「日本最大級の広域暴力団と……」田原総一朗緊急入院の背景にささやかれる“グレーなウワサ”(日刊サイゾー)
いやー準備で心労はないと思いますよ。田原さんと親しい記者さんによると、「山口組の本部にジャーナリストが入るなんて、前代未聞でしょう?」と楽しみにしているご様子だったとのことですし。
で、その後も兵庫県警や警視庁の担当者が懇意の記者さんたちに「(田原さんの講演について)何か聞いてるか?」「やめさせられないか?」と聞き回っていたという話は聞いております。
ホワイトデー近くになって神戸新聞が「暴排条例に抵触のおそれ」とか書き出したあたりから、「これは実現が難しいかな」となってきました。
ジャーナリストの田原氏、山口組で討論会 27日(神戸新聞)
それとは別に田原さんが腸の異常でダウン、入院されたのですが、ご本人はそれでも「実現」を考えておられたようです。
でも、ついに田原先生ご本人が公式サイトで体調不良を理由に中止を発表。
中止問題については週刊新潮(3月28日号)が書いていますが、相当オマーリさんに近い記者さんがおられるようですね。尾行も2カ月前からで、気持ち悪いです。しかも「ドタキャンした」と、いかにも田原さんが無責任のように書いているのもヤな感じです。
さて、そもそも、なんで田原先生が山口組総本部に行くことになったかなんですが、週刊新潮によれば仲介者の「Aさん」が田原さんに「山口組幹部が会いたいと言っている」と言って、間をとりもったそうです。で、Aさんと田原さん、幹部の「会合」の一部始終が誌面に書かれていますが、なんか、ものすごーくイケナイことをしている印象です。
「問題」はどこにあるんでしょうか? 一緒にお茶を飲んだこと?
取材で会う時に払うお茶代やちょっとした手土産が「利益供与」とか言われちゃうと、記者はやってらんないですけどね。てか以前、六代目にインタビューした産経新聞は全然叩かれてないんだし(むしろ他の記者さんたちは羨ましがってたでしょ)、何が問題なのかさっぱりわかりません。
ただ、田原さんの周辺のテレビ局や新聞社の方々は最初から反対していたようで、最終的にはテレビ朝日が「やめてー」と言ったようです(週刊新潮情報)。
てことは、ご本人よりもテレビ局に圧力がかかったんですかね。テレ朝もだらしないなあ。もしかして「一生テレビには出れないカラダにしてやる」とか言われたのなら、「脅されちゃったよ~。サッチョウこええええ」と報道してほしいです。
あと、オマーリさんもわからない。なんでそこまで阻止したがるのか。田原さんが本家に行ったらダメなんでしょうか。
ちなみにツイッターとかでは「この電波芸者め!」的な批判が目立っていますが、芸者さんにも田原さんにも失礼だと思います。「圧力をかけたのは誰なんだあ?」という追跡記事を求めます。
あと、蛇足だけど、週刊新潮で仏教徒であろうはずのないエリザベス・テイラーの「三回忌」特集に微苦笑。単にリズのヌードを掲載したかっただけではないかなと思いました。
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通信時報
通信時報編集部
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