音楽プロデューサー 津田直士の 「人生は映画 主人公はあなた」

《新連載》『 人生のあれこれ 』 ⑭ 受け継がれていくもの

2014/02/25 01:30 投稿

コメント:2

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 こんにちは。
 突然ですが、人の相性ってありますよね。
 
 あるタイプの人とはなぜか相性が良い、とか。悪いとか。
 
 僕の場合、アーティストやクリエイターとは相性が良いんです。
 
 で、逆に悪いのは業界内でいえば、一部のメディアの人間や、メディア担当の宣伝
マン。
 一部の、というのは何かというと、メディアの力が強ければ強い程、なんか合わなく
なるんですよね。
 
 アーティストや作品の話をしたりすると、その浅〜い受け答えに段々イライラしてくる、
というパターンや、流行や世俗にまみれた話ばかり聞かされ、こちらの深い話には反応
なしで空回り…というパターンなど。

 どうも合わない・・・。
 
 以前、ある有名なスキーリゾートで、懇意にしていたホテル支配人の方に誘われて、
取材に来ていた某テレビ局の人達と一緒に飲んだのですが、彼らのひどく歪んだ人間性
とエリート意識に吐き気がしました。
 ちょうどその頃、同じ局のラジオ番組に出演していたのですが、ラジオの方達はそん
なことは全く無かった。
 明らかに、テレビというメディアの、大衆に対する影響力と強さを下敷きにした、
特権意識という、大勘違いの結果でしょうね。
 それが酒も入って露呈しちゃったんだね。
 人間としてアウトだよ。  
何 勘違いしてんだよ。そう思った。
 
 つまり僕は、その人の実力ではなかったり、何かに甘え切ってたり、嘘や矛盾だらけ、
という状態でも何とも思わない、全然平気〜〜な人…が大嫌いで、合わないんですね。


 さて一方、僕にとって相性が良いのは、アーティストやクリエイターですが…。
 
 相性が良いのは、世の中の常識や学校で教わる事、大人の事情などに矛盾を感じたり、
嘘が見えたりする、そしてそういったことが、どうしても許せない、とか、自分が尊敬
したり影響を受けた人が、そういった嘘や矛盾に対してしっかり噛みついたり、NOと
言い続けていた、という共通点があるからだと、僕は思ってます。

 さらに、遡れば、思春期に何か作品や作品を生んだ作者、あるいは表現者に深い感動
を覚え、おまけに人生を救われ、人生を見つめ直した、という共通点もあります。

 
もちろん、作品を創る、生む、ということをしているから、というところも。

 そもそも創る、とか、生む、という行為は、厳密に言えば何かが欠けていて、それ
を埋める作業なので、いわば我々はどこかが欠けている人間なんですね。

 つまり弱者。

 だから、弱者同士ならではの連帯感というものが、どこかにあるわけです。


 
 さて、そろそろ本題に入りましょう。
 

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コメント

いつも楽しく読ませていただいています。
私が幼いころ毎年クリスマスにプレゼントをくれるサンタクロースに会いたいとダダをこねたことがありました。
その時父は人に対する思いやりとか目には見えないけど 世の中にはそういう大切だったり素敵なことが ちゃんとある
だからサンタクロースも同じなんだと。
幼い私には少し難しい言葉でしたが何十年経った今でも忘れません。

No.1 123ヶ月前
userPhoto 津田直士
(著者)

ああ、素敵なエピソードですね・・・。
いや、これは素晴らしい!
なかなか得難い、とても大切なものを、お父さまから頂いたのですね。
いいお話を、ありがとうございます。
これからも何かありましたら、ご気軽にコメントを下さい!

No.2 123ヶ月前
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