秋津洲からヴィクトリア・シティに帰還したトベル、アンリエッテ、ニュート達。
ブリストー工房へ赴くと、そこに居たのは発明ギルドの長である妙齢の美女、
アレクサンドラであった。
彼女はかつてダイブ・イーグル団長と共に航行していたこともあり、
その縁で新型飛行船の建造許可に関してヴィクトリアシティに便宜を図ってくれたのだった。

元空賊でありながらも、実力を示すことで発明ギルド長まで上り詰めたことを聞いたニュートは、
魔法使いを集め魔法使い達の社会的地位を守る「魔法ギルド」の設立と、
それによって貴族に返り咲くことを決意した。

発明ギルドが関わったこともあり、
しばらくは空賊ではなく探空士(スカイノーツ)として活動することになったため、
航空ギルドにて依頼を探すこととなった三人は、一件の依頼を紹介される。

それは、「ペルペレネ廃墟群」にあるという温泉を探し出し、
魅力的な写真を収めてきて欲しいというもの。

空賊団を維持するために金が入り用なため、この依頼を快諾した三人は、
団のメンバーを引き連れ、新飛行船「アントバニー」号に乗り込み、
ペルペレベ廃墟群目指して出発した。
空の旅は極めて順調に進み、損害をまったく出さずに廃墟群に到着。

しかしそこで、無人小型飛行砲台による手厚い歓迎を受けることとなった。
入り組んだ地形と砲撃の嵐に行く手を阻まれるものの、
回避率向上を狙った新飛行船の素晴らしい構造体と
ニュートの操舵によって無傷で温泉地帯へとやってきた一行。

後は、素敵な写真を収めるだけなのだが―――!