業界団体や公益法人へメスをいれることはたしかに国民の支持は得られるでしょう。だけど、どうしてそういう団体が存在するか考えたことがあるか。 日本の法律は実は大企業に圧倒的に有利になるように作られている。許認可事業にかかる手間に対する利益は、大企業であるほうが有利だ。では独自の技術や人材を持つ中小企業はどうするか。それには業界団体を組むしかない。そのトップに、ノウハウを持つ天下りを据えるのは効率上必然なのだ。それを理解しないで「業界団体に天下りが何人いる、ケシカラン」では、実情を知っている当該業界の人はシラケるだけだ。 天下りする側にも道理がある。キャリアは事務次官に至る出世ルートから弾かれたら、業界団体にでも移籍しないと生活のすべを失われてしまう。そこで天下り全面禁止にしたら、優秀な人材を失うことになる。民間に移籍すれば、今度はフェアネス上の問題が発生する。本当にそれでもいいのか。 財務省のキャリアは、20代で税務署長を経験したりする。優秀さは本当に経験に勝つのか。そこにこそ、メスを入れろ。 それは一人じゃできないし、あなたでは全く力不足だ。せいぜい新聞雑誌の購読料でも調べるんですな。
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小斉太郎チャンネル
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業界団体や公益法人へメスをいれることはたしかに国民の支持は得られるでしょう。だけど、どうしてそういう団体が存在するか考えたことがあるか。
日本の法律は実は大企業に圧倒的に有利になるように作られている。許認可事業にかかる手間に対する利益は、大企業であるほうが有利だ。では独自の技術や人材を持つ中小企業はどうするか。それには業界団体を組むしかない。そのトップに、ノウハウを持つ天下りを据えるのは効率上必然なのだ。それを理解しないで「業界団体に天下りが何人いる、ケシカラン」では、実情を知っている当該業界の人はシラケるだけだ。
天下りする側にも道理がある。キャリアは事務次官に至る出世ルートから弾かれたら、業界団体にでも移籍しないと生活のすべを失われてしまう。そこで天下り全面禁止にしたら、優秀な人材を失うことになる。民間に移籍すれば、今度はフェアネス上の問題が発生する。本当にそれでもいいのか。
財務省のキャリアは、20代で税務署長を経験したりする。優秀さは本当に経験に勝つのか。そこにこそ、メスを入れろ。
それは一人じゃできないし、あなたでは全く力不足だ。せいぜい新聞雑誌の購読料でも調べるんですな。