不定期連載のおすすめの一冊です。
「アートコレクター入門」 田中千秋 平凡社
銀座の老舗画廊「秋華洞」の田中千秋社長が、「春草堂」という画廊の社長「田中千春」という仮の名前でアートに関する講座の講師として登場し、日本のアートやアート市場をわかりやすく説明するという内容です。
自民党のアート市場活性化小委員長を拝命した私としては、まず、アートやアート市場に関する基本的な勉強もしなければということで、丸の内のオアゾを二時間ほどかけてまわって数冊の本を選びました。
その中でも、取り上げているテーマの幅の広さとわかりやすさではピカイチです。
登場人物はみんなフィクションですが、この本で取り上げられている芸術家や作品はもちろんのこと、画廊やギャラリー、アートフェアなどすべて実在するものです。
実は、この本でも取り上げられている世界的なアートフェアを日本に誘致するプロジェクトなども実際に文化庁が進め
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