食卓が寂しくなっていく...。
ホッケやアジ、イワシの水揚げ量が激減し、大幅に値上がりしています。朝日新聞とJ-CASTニュースが伝えていました。
なんと、庶民の味とも言える魚3種が、一気に値上げとは...これはつらいですね。
干物がおいしい「ホッケ」
ホッケといえば、干物が有名です。脂の乗った大きなホッケをつつくのは、日本人なら誰もが幸せなひと時と感じることでしょう。
そんな「大衆魚」ホッケが、まさかの大幅な値上げとなってしまいました。食卓の「定番」が、また一つ減ってしまうかもしれません。
水揚げ量が減少した原因は、稚魚の取り過ぎや、輸入物の漁獲規制で流通量が減ったこと。2013年時点で、1998年より78%も水揚げ量が減っていました。
当然値上がりも激しく、お店によっては、ノドグロ(アカムツ)やキンキといった高級魚に次ぐ価格になっていることも。居酒屋で軽い気持ちで注文できる魚では、なくなってしまうのでしょうか。
庶民の味方...だったアジ・イワシ
アジも価格が急上昇中です。シケが多かったことが災いし、例年の2倍程度まで価格が上がっています。
イワシも2年前に比べると約2倍程度の値上がりとなっているということで、もうイワシはすっかり「大衆魚」という感じではなくなってしまいました。悲しい限りです。
これらには、地球温暖化も関わっているということです。海水温の上昇によって、沖へ回遊するようになってしまったことが原因の一つとして指摘されていました。
その他、マグロやウナギなども、値上がり傾向を強く感じる昨今。安い魚がどんどん減っていくのを感じます。
いずれ、魚自体が高級な食べ物となってしまう時が、来てしまうのでしょうか。心配ですね。
定番のホッケ、いつの間にか高級魚 乱獲で水揚げ激減[朝日新聞]
地球温暖化の影響でアジやイワシが高騰 水揚げ減少、悪天候が「庶民の味」に追い討ち・・・[J-CASTニュース]
画像[Wikipedia]