「何も感じない」はさすがにいかがなものかと...。
インターネット上に「悪意ある投稿」をしたあと、「面白かった」とか「気が済んだ」といったポジティブな感情を抱く人の方が多いことが分かりました。IPD(情報処理推進機構)の調査によります。
本アンケートによると、ネット上で「悪意のある投稿経験」がある人は、全体の26.4%。つまり、およそ4人に1人程度です。
個人的に、これは意外と多いと感じました。私自身が、悪意ある投稿をするような人を避けるようにしてるせいかもしれません。
悪意ある投稿をした理由
悪意ある投稿をした理由(複数選択可の質問)としては、「人の意見に反論したかったから(32.3%)」が一番多く、次いで「人の投稿やコメントを見て不快になったから(27.6%)」「人の意見を避難・批評するために(25.5%)」という意見が続きます。
まあ、わりとまっとうな理由かな...と思いきや、「いらいらしたから(19.3%)」や「炎上させたくて(6.8%)」「特にない/なんとなく(10.9)」という非生産的この上ない理由も。
特に、「みんながよくやっているから(8.2%)」に関しては、それはあなたの周りだけだと声を大にして言いたい思いでございます。
悪意ある投稿後の心理
悪意ある投稿後の心理に関するアンケートでは、「面白かった(18.3%)」「小気味良かった(15%)」「気が済んだ、すっとした(31.9%)」という結果。「書き込んだ相手に謝罪したい(9.3%)」「やらなければよかった(13.6%)」「問題になるか心配になった(11.1%)」というネガティブな心理は、少数派となっています。
もっと後悔する人が多いものかと思っていましたが、こんなものなのですね...。今後も悪意ある投稿を繰り返さないよう、祈るばかりです。
しかし、個人的に気になった回答が、「何も感じない(27.6%)」です。悪意ある投稿をして何も感じないというのは、ある意味一番怖いというか...なんでもいいので、感じて欲しいところです。
思った以上に、ネット上で悪意のある投稿をする人は多いようです。また、悪意ある投稿をしたあとでも、反省を示す人は少数派の様子。
やはり、悪意ある投稿は、できるだけ気にしないのが一番なのかもしれないと思いました。
「2014年度情報セキュリティに対する意識調査」報告書について[IPA via 毎日新聞]