今さら聞けないLINEのあれこれを解説する「大人のLINE講座」、第27回は「LINE Payの始めかた」です。
昨年12月、LINEの送金・決済サービス「LINE Pay」がスタートしました。LINE Payができること、登録方法などを解説します。
LINE Payとは?
「LINE Pay」は、LINEを使って友だちへの送金やショッピングができる決済サービスです。特別なアプリをダウンロードする必要はなく、LINEアプリを最新版にアップデートすれば使えるようになります。
LINE Payは、Suicaのような交通系ICカードのように、LINEの中に金額をチャージすることができます。チャージした金額で買い物ができるほか、LINE Payを使っている友だち同士であれば手数料無料で送金が可能。飲み会の割り勘など、友だちとのお金のやりとりをLINE上で行えます。
チャージは銀行口座(みずほ銀行、三井住友銀行)、ATM、コンビニから可能。チャージ金額の出金にも対応しています(手数料216円がかかります)。
個人間の送金やモバイル決済などを可能にするLINE Pay。すでに「LINE Taxi」といった対応サービスもスタートしており、デリバリーなど今後の展開も予定されています。
LINE Payの登録方法
LINE Payを使うには初回登録が必要です。登録はiPhone/AndroidのLINEアプリ上で行います。まずはLINEアプリを最新版にアップデートしてください。
LINEを起動し「その他」ページを開きます。中央にある「Pay」をタップして、LINE Payの登録を開始します。
登録には、氏名、携帯番号、メールアドレス、住所の入力が必要です。また、LINE Pay専用のパスワードを数字7桁で設定する必要があります。利用契約などに同意し、最下部にある「完了」をタップすれば登録完了です。
登録を完了すると、本人確認をうながすポップアップが表示されます。
LINE Payでは、セキュリティ強化のために本人確認を行っています。送金・出金機能については、本人確認を完了すると使えるようになります。本人確認には、銀行口座を登録する方法と、LINE Pay上で本人確認をする方法の二種類があります。
なお、チャージと決済の機能については、本人確認無しでも利用可能です。
銀行口座登録による本人確認
トップ画面で「チャージ」をタップすると、チャージ方法を選ぶポップアップが表示されます。「銀行口座」をタップし、使用する銀行を選ぶと、初回は銀行口座の登録画面が表示されます。
氏名や口座番号などを入力し、LINE Pay上での入力が完了すると、続いて各銀行の口座振替登録ページに移動します。必要な情報を入力し、登録を完了します。
三井住友銀行は登録後すぐ、みずほ銀行は登録後1〜2週間後に口座からのチャージが可能になり、同時に本人確認も完了します。
LINE Pay上での本人確認
銀行口座を登録しない場合、LINE Pay上で本人確認が可能です。運転免許証などの身分証を用意してください。
LINE Pay登録完了後に表示されるポップアップか、「設定」→「本人確認」をタップすると、本人確認画面が開きます。氏名や生年月日など必要な情報を入力し、身分証を撮影してアップロードします。
LINE側で内容確認がされた後、入力した住所に送付される簡易書留を受け取れば本人確認完了です。
Tips:まずはチャージ&決済のみ利用してみる
LINE Payの全ての機能を使うには本人確認が必要となりますが、ATM/コンビニからのチャージや決済、クレジットカードの連携は本人確認が必要ありません。
LINE Payに興味はあるけどセキュリティが不安...という方は、まずは登録のみで使えるチャージ&決済から利用してみてはいかがでしょうか。LINEストアや、LINEでタクシーが配車できる「LINE Taxi」で、LINE Payによる支払いを体験することができますよ。