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本当のところどうなの? 破綻寸前と言われている年金の行く先

2015/01/04 19:00 投稿

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前回までは公的年金と企業年金の違いについてお話してきましたが、一般的に"年金"というと公的年金のことを指すのが普通です。ここからしばらくは公的年金の仕組みや問題点についてお話をしていきたいと思います。

僕らが定年後には年金はもらえなくなっている?

公的年金というのはどうもあまり評判が良くありません。

「今のお年寄りは良いけど、僕らが齢をとる頃には年金はもらえなくなってしまってるんじゃないか?」、「払った保険料の使い方が不明朗だ。以前にもグリーンピアみたいな保養施設をたくさん作ってお金を無駄にしてしまったじゃないか!」等々、年金に対する疑問や疑念は数え上げたらきりがありません。

しかも数年前には「年金加入記録問題」が表面化し、"消えた年金"という言葉が話題になったように、当時の社会保険庁の管理のずさんさがあらわになって、一層年金の不信に拍車をかけたような事件もありました。

そんなことから年金に対する不安と不信はかなり高まってきており、近い将来に年金は破たんするのではないかと思っている人も多いと言っていいでしょう。

年金が破綻するというのは間違い

結論から言いますと、年金が破たんすることはあり得ません。だからと言ってかつて政府が言っていたように「百年安心」ということでもありません。年金制度には構造的な問題点もありますから将来、受け取れる年金額は今よりも少なくなる可能性は高いと思います。

しかしながら制度自体が破たんして無くなるということはあり得ません。もしそんなことになったら大変な社会不安が広がり、暴動や内乱になりかねないからです。

以前にもお話したように公的年金というのは社会保障制度であり、齢をとって働けなくなった時にみんなで所得を補償する保険のしくみなのです。したがって保険料を払い込む国民がいる限り、そして制度を運営する国が無くならない限りは制度が破たんするということはありません。

ではなぜ年金に対する不安が消えないのでしょうか? 最大の理由は年金の仕組みがよくわからないからです。仮に将来年金をもらう額が減らされるとしてもどれぐらい減るのか、いつから貰えるのか? といったことがわかれば不安はかなり解消されます。

そのあたりのことを考えて政府は本来ならもっと年金のしくみをわかりやすく伝え、不安を解消するように努力すべきだと思います。

そこで公的年金にまつわる様々な不安やウワサの真相について次回以降、詳しくお話をしていきたいと思います。

 

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