先日ソフトバンクによる巨額の出資が発表されたインドの通販サイト「スナップディール(Snapdeal)」を眺めていると、なんとも興味深いスマホ端末を発見。インドの携帯電話メーカー、カルボン(Karbonn)によるブラックベリー風フルキーボード搭載機『Karbonn A51Q』です。価格は3,199ルピー、日本円にして約6,000円弱のお手頃プライス。
Android OSのバージョンは4.2と、決して最新のバージョンではありませんが、スナップディールの説明文によると「アンドロイド4.2ジェリービーンは、もっともスムーズなバージョンのAndroidです」とされており、インドのユーザーはあまり最新OSに対するこだわりがないのかもしれません。
そういえばインドでは今年(2014年)の前半までiPhone4が生産されていたなんて話題もありましたものね。ちなみにハードウェアの主要スペックを要約すると以下の通り。
プロセッサ: 1.2GHz デュアルコア
メモリ: RAM 256MB、ストレージ最大32GB
画面: 3.5インチ HVGA(VGA=640×480の半分)
カメラ: 3メガピクセル+0.3メガピクセル
日本の最新スマホに慣れた目には、2世代くらい前のスペックに見えますが、意外とライトユーザーにとってはこのくらいの性能で充分なのかも。一部ユーザーには「物理キーボードをポチポチ打ちたい」という需要もありそうです。なお、このA51QにはFMラジオのチューナーも内蔵されています。
こうしてみると、低価格モデルからファイアフォックスOS端末、Windows機や独自フィーチャーフォンまで、バリエーションに富んだインドの携帯電話市場はなかなか魅力的に見えてきますね。ハイエンド機ばかりで性能が横並びの日本スマホ市場にはない多様性を感じます。
なお、今回紹介したKarbonn A51Q、対応する携帯電話ネットワークが2Gだけだったりするので、日本では使うことができません。悪しからず。
Karbonn A51Q Mobile Phone White [snapdeal.com]
[Karbonn]