他にやりようはなかったのでしょうかね...。
京都市右京区に住む43歳の会社員の男が、ストーカー規制法違反の疑いで書類送検されました。NHKとnikkansports.comの報道によります。
男は平成23年の秋ごろに、被害者の女性の勤め先に客として訪れ、好意を持ちました。
好きになったが思いを伝えることができなかったという男は、女性の後をつけ自宅を特定。さらに、24年の春には、女性の自転車のサドル裏にGPS機器を取り付けたということです。
思いを伝える勇気はないのに、後をつけたり自転車にGPSを取り付ける勇気はあったのかと思わずにはいられません。そっちの方が、よっぽど怖いのですが。
発覚の経緯
男はその後、今年までの3年間、女性の行動を見張り続けました。見張るだけならバレなそうなものですが、一体なぜ発覚したのでしょう。
どうやら男が使っていたGPS機器は取り付けた後回収する必要があったようで、自転車に取り付けてから一週間後に回収するというサイクルを繰り返していたようです。自転車なだけに。しかし、ある日女性が自転車に乗ったところ、何か様子がおかしいことに気がつきました。
調べてみると、自転車からGPS機器を発見。この時女性は、出かけた場所でたびたび出会う男が怪しいと気がついていました。
男としては「なぜかよく出会う運命の人」を演じていたつもりなのかもしれませんが、即怪しまれている現実に切なくなります。この事件からは、不幸しか生まれていません。
脅威の小型GPS
さて、ここまで読んで、「GPSなんて自転車のサドルの裏に取り付けられるのか? それにどうやって手に入れたんだ?」と思った方もいるかもしれません。
実は最近のGPSはとても小さく、そして通販サイトで簡単に手に入るのです。ちょっと調べてみたところ、たくさん出てきました。
サイズの割に精度も高く、レジャーなどさまざまな用途に使われています。しかし、便利な分、今回のように悪用されてしまうこともあるようです。
こんなものまで手軽に手に入ってしまう今の時代、今まで以上に気をつけなければなりませんね。
自転車にGPS付けストーカー行為[NHK]
好きな女性の自転車にGPSつけ見張る[nikkansports.com]