はひふへほ~ バイキンマンを崇拝するブラック企業社長濱野です。

今話題になってる残業について本日の失敗を書きたいと思います。

先日、若輩者ながらテレビで発言させて頂きまして、まとめサイト等でも取り上げてもらってます。

https://togetter.com/li/1061401

色々なコメントがありますが、僕の結論からお話しますと「残業代はビタ一文払うな!」です。

hamano

まず前提条件からお伝えしたいと思います。

残業は悪

これは経営者側からも従業員から見てもそう思います。

今回の結論から言いますと、残業代を支払う雇用体系は失敗します。

こういう議論はいじめ問題でもよくあるのですが批判する人は「あるべき姿」を主張して「現状の説明」を頭ごなしに批判してきます。

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批判者「残業はアホだー」

僕「でも、現状はこうなんだー」

批判者「ドアホー。お前は無能だー」

僕「ボケー」

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批判する人は内容もよく理解しないで批判したい人たちだから、まあ仕方がないのですが、僕は皆さんの主張は正しい。目指すべき姿と思っています。

目指すべき姿。つまり残業がない業務形態にするために現状何をするべきか。って考えると色々と仕組みを作らなければいけません。

そうすると誰かが無理しないとイケないんですよね。もちろん経営者側の責任は当然であります。

ただね。ムカつくのが従業員は関係ないって言っちゃうやつね。

お前も仕組みを作る一員なんだよって事です。

FIFAワールドカップ決勝で、レアル・マドリードと鹿島アントラーズが善戦致しました。

クリスチャーノ・ロナウドを止めろ!って言われても、監督も選手も「そんなん言われんでもわかっとるわ!!!」なんですよ。

それがね。観客にヤジを言われるのならわかるんです。

選手がそれを言うのはどうなのかって事ですよ。

社会人はどこかで働く”選手”じゃないですか。

選手がクリスチャーノ・ロナウドを止めれないのは監督の責任だ!って言われたらムカつきません?

そんなん、わかっとるわ!お前も一緒に止めるんだろーが!って

企業側でいうとね。まだ働いたことがない学生が言うのならわかるんです。観客ですから。

でも、実際にプロで活動する選手がそんな事をいうのはね。お前本当に試合にでた事あるの?って思います。

だいたい残業問題であるべき姿の理想論だけでギャーギャー言う方々は、学生、人を雇った経験のない弁護士とかライター、そして予算も見たことがない大手企業や公務員で出世コースから外された下っ端の方々です。

クリスチャーノ・ロナウドのようなイカツイ残業問題を監督と選手で何とかしないとイケないんじゃろがい!!! 選手が自分は悪くないって言うんじゃねよボケぇ!!

hamano

話は戻りまして、議論の前提条件として今の法律を知らないと行けないのですが、現状の労働法は工場法をベースにできております。

つまり工場勤務をベースにできている法律なのです。 自分の持ち場でひたすらオニギリに具を詰めたり、ネジを回したりする感じの業務です。

なので、雇用者から強制されて持ち場に付き、指示されたことをこなしたら時間で成果を評価して報酬を支払いなさいという事です。

長時間労働 = 成果が増える = その分の給料も払え

という図式が成立しますね。

でも、まあ最近はデザインであったり営業であったり必ずしも上記の方程式が成立しません。

長時間労働 ≠ 成果が増える

という働き方が増えています。工場法をベースとした現状の労働法が追いついていないという現実です。

このあたりのお話は弊社セブンコードに労基署の方が乗り込んで来た時の記事と動画ありますので、そちらを参考にしてもらえれば幸いです。

セブンコードに労基が乗り込んできた時の話
hamano

では、どういった体制を作るべきか。

工場のような職種はやはり「時給評価」をするべきでアルバイト採用でしょう。

時間と成果が比例しないのは「成果報酬」するべきかと思います。

本来、雇用者は成果報酬を望んでいるのですが成果を出すべき社員が時給で評価されるから残業問題のように社会でトラブルが起きています。

極端に言えば、スポーツ選手に時給で評価しているようなものかと思います。

下手くそな選手に練習時間が長いからロナウドより報酬あげろって無理な話です。

もちろん社員にも生活や守るべき物があるので固定で保証するというのは当然な話です。

でも、「給料分の成果がでない」っていう経営者側の悩みがあるのですね。

この問題をどうするべきか。

成果を求めるものはアウトソーシングする。

なので世の中はどんどんアウトソーシングするわけです。でも発注管理するにも一定のスキルが必要です。こちらも時給で評価できるような仕事ではありません。となると社員登用になるのですが、先にも述べた「給料分の成果を出せない社員をどうするんじゃい」問題が常に経営側にでてくるわけです。

雇った社員がダメならクビを切って他の人に入れ替えるってできれば良いのですが、言うが易し行うが難しで、今の日本では現実的な対策ではありません。

そこで登場する派遣社員!!

ぐちゃぐちゃでてくる労務問題を派遣会社が代行してくれるわけです。日本は海外に比べて異常に派遣会社が突出して多いみたいです。

実質リストラ代行と労務代行ですね。

上記のコストを考えたら採用を内製化するよりもアウトソーシングしようっていうのもわかります。企業としては自然な流れですよね。

それに逆らって正社員雇用をメインにしてきた自分はだいぶ苦戦しました。自分の理想も大事ですが、やはり利益を出すには時代の流れを読んで、それに乗るべきです。

まあ、だから世の中の企業の多くは、残業代を払わないように正社員をさっさと管理職にする。それ以外はアウトソーシングゥー!!ってなるんですね。

i-misaki

実際に弊社セブンコードでやっている事。

新人採用より、今いる社員に会社を好きになってもらう制度を充実させる努力をしています。

・残業代は出さない。そのかわりボーナスは出す。部署ごとにコミット制。「●●円稼ぐからボーナスこれくらいちょうだいってやつ」

・管理者には強制的に有給を取らす。

・いらないって言っても能力高くて成果を出している社員を昇給させる。(憧れる先輩が会社にいないと下の人間ががんばれないからです。)

・お金だけの繋がりにしない。社員旅行等イベントに予算を使い、会社にお金以外のメリットを作る

こんな感じでしょうか。これが正解か不正解かは数年後の結果でしか証明できません。読んでくれた方の参考になれば幸いです。

最後に言いたい事はですね。

クリスチャーノ・ロナウドはわかっていても止められない。

では、今日はこの辺で、グッド、ブラック!!

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