どうも中性脂肪モンスターこと広瀬と申します。
今回はモンスター社員Tの第五話です。
前回のおさらいをしたい方はぜひこちらからご覧下さい。
第四話:沖縄支社立ち上げの際もモンスター社員は大暴れ!
第三話:光回線に社を上げて取り組む!成功の裏にモンスター社員の失敗あり
第二話:モンスター社員に気をつけろ!テレアポでの失敗
第一話:モンスター社員に気をつけろ!営業の採用での失敗
東京本社再始動
沖縄の立ち上げを無事終え、東京へ帰ってきました。
これでひかり回線の事業は完全に沖縄に移ったため、ひかり回線の受注スタッフだったTは自然と部署異動となります。
そうです。再びWEB事業部の僕の部下として戻ってきました。
今後、部署の躍進に向かって動く上で以前のような仕事をさせるわけにもいきませんし
僕もいつまでも営業だけやってるわけにもいかなくなってきていましたので
社長と相談した結果、訪問なしでも契約を締結出来るサービスの展開をしていくことになりました。
こうすればいつでもTと一緒にいられるので以前のようにサボったり居眠りをすることはできないだろうと。
安定の居眠り魔
しかしそんな常識はTには通じませんでした。
なんと隣に僕が居るにも関わらず受話器を耳に当てながらそのまま居眠りをしましたw
僕は黙ってじーっと隣のTを見ていました。
そのまま1分、2分、、、、3分経った時に頭を小突いて起こしました。
そうするとパチッ!と目を開けたのと同時にガバッ!と立ち上がりすごい剣幕で
『何をするんですかーーー!!!』
と捲し立てられました。
呆れて仕事中に居眠りなんかしてるからだろと指摘をすると
『寝てません!目をつぶっていただけです!!!何が悪いんですか!?』
と意味不明の言い訳にもならない言い訳をさも自信満々に主張し始めました。
流石に面倒くさくなってきたので
『じゃ別にお前が眠ってたか眠ってなかったかはどっちでもいいや。
でも2分も3分も目をつぶって動かなくて仕事できんの? 寝ていることと何か違うの?
どっちにしても行動の意味としては同じだろう。だから悪いんだよ。』
という話をし、何とか渋々言うことを聞かせ長時間の目つぶりも禁止としましたw
こうして試行錯誤してサービスをリリースし運用が始まったのですが
電話だけで契約をしていただけるサービスとなると、自然と内容やサービス価格も安価で簡単なものになっていくもので
営業マンの生産性は以前よりも落ちていきました。
ここで一つ社長から提案がありました。
『TもWEBデザインとかHPの制作の仕事が簡単なものでも出来れば生産性あがるんじゃね?』
と。
しかも社長の自宅に泊まり込みをさせて合宿という形で1週間面倒を見てくれると言うのです。
基礎知識と技術だけ合宿で叩き込めば
あとは通常業務で課題を出しこなす事で実践で使える実力をつけるという計画でした。
ここはお言葉に甘えお願いすることにしました。
すると初日からTらしい行動でやらかしてくれます。
ジュース美味いっすね事件
それは合宿一日目のことだったそうです(僕は後日社長から聞きました)。
一通りデザインソフトの使い方や基礎知識等を勉強しその日の勉強を終えたあとでした。
社長がシャワーを浴びて上がってきました。
するとTが
『社長!このジュース美味いっすね~!』
と社長が自分用に買ってビニール袋のまま置いておいたペットボトルのジュースを勝手に飲んでいたそう。
Tには別のジュースを買っていましたが、それには一切手を付けず・・・。
びっくりした社長は戸惑って
『お・・・おぉ。そっか。』
と言ったそう。
『これくらいの事で怒るのも大人げないか・・・』
と思って何も言わなかったらしいです。
そして後日に
『ちょっとどう思うのか聞いて欲しいことがあるんだけどさ』
と社長からこの話を聞くこととなりました。
僕が「それはありえない行動だ」と話をし
ようやく『Tが非礼であった』と自信を持って認識できたようです。
確かに自分がありえないと思うことでも
他人になんの悪気もなく堂々としながら目の前で行われると
その人の常識と自分の常識と、どちらが合っているのかわからなくて混乱しますよね。
僕は沖縄の立ち上げ事件でそれらは経験済みなのでとっても気持ちが分かりましたw
Tからの開放
それからしばらくTは営業もやりながらデザインの課題をこなし勉強する生活となりました。
営業の案件はそれに考慮して減らしたのですが
デザインの課題に関してはイマイチ苦手なのと好きじゃないと言う理由であまり身が入らない様子でした。
社長から出された課題も期限に間に合うことは一度もなく、遅延の報告すらありません。
おとなしくしていればそのまま消えるものとでも思っていたのかもしれませんね・・・。
もちろんそういうわけには行かず、バレるたびに社長からの雷が落ちます。
そしてやっつけ仕事のようにやっていたこともあり、ある一定のレベルから技術が全く伸びなくなりました。
Tはただでさえ営業の仕事が減っているにも関わらず
先行投資しているデザイン技術の習得が全く進まないとなれば流石に会社としても限界に。
戻ってきてわずか8ヶ月。翌年2011年1月。
利益率の良い沖縄事業であるひかり回線の受注をしながらデザイン課題をこなすというミッションに変わりました。
相変わらず時代がよかったこともあり、幸いにも沖縄の光回線の受注は好調で営業は不足していたので一石二鳥。
そしてデザインの課題をこなし技術を付け、WEB事業部のメンバーとして最低限の力が付いたら戻すことに。
つまりWEBデザインの技術がつくまでは東京に帰って来れない、という条件になります。
しっかりとして技術を身につけて帰ってくれば良し。
別に出来なくて帰ってこれなくなっても良し!
と本音では思いながらもw
頑張ってこいよと声をかけTを見送り、再びWEB営業部の人間は気楽な僕一人という状況になったのでした。
つづく。
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コメント
クビにしない理由がわからない
生産性の低い社員も競争力の低い企業も社会には必要ない
抱えてるリソースを吐き出して潰れてください
受話器もったまま寝るとか、その人睡眠障害かもね
だとしたら注意したって無駄だよ
元ブラック企業社員としては、何故そいつのやる気を引き出せない自分達の愚かさが見えないのか、非常に質問してみたい。
(ID:17837164)
ネロ、起きろ!