ノーアルコールイズノーライフ!ノーラメーンイズノーライフ!
どうも中性脂肪モンスターこと広瀬と申します。
今回はモンスター社員Tの第四話です。
前回のおさらいをしたい方はぜひこちらからご覧下さい。
第三話:光回線に社を上げて取り組む!成功の裏にモンスター社員の失敗あり
第二話:モンスター社員に気をつけろ!テレアポでの失敗
第一話:モンスター社員に気をつけろ!営業の採用での失敗
インターコード沖縄支社立ち上げ
沖縄支社の運営がスタートに伴い
東京から出向した社員全員+社員の知り合いを助っ人として営業開始。
ただ意外と順調に人が集まっていったので開始から2~3ヶ月である程度形になってきました。
広告も当たっていたこともあり電話は常に鳴りっぱなしの入れ食い、爆釣状態の日が続きます。
人を入れてもあんまし研修している暇もなく、簡単な知識研修とロープレをしたら即受電。
ほぼ実戦をする中で色々覚えなさい!っというスタンス。
運もありましたが割と優秀な人材が集まったこともありそんな中でも順調に成績が上がって行きました。
この年はセブンコードグループの歴史の中で断トツに売上を誇った年になります。
Tも受電のチームではトップクラスの受注件数は上げていたので大いに貢献していました。
これには社長も喜んでいましたし、僕も嬉しいことでした。
そんな中でもTが起こした事件は今でも伝説になっているものが2件あったので紹介します。
①爆弾擦り付け事件
ある日のこと、石井さん(※第三話参照)と休みが一緒だった為『折角なんで飲み行きましょー!』と夜に二人で出かけました。
那覇の歓楽街松山にて1件目から2件目に移る途中、偶然バッタリと社長とTと受電チームの数人と出会いました。
どうしたのかと聞くと
どうやらチームで本日の目標に上乗せした数字を社長が設定したらしく
その本数を達成したらご褒美にTがお気に入りだったソフトな大人のお店へ連れてってくれるという話があったそう。
見事にその目標を達成しちょうどお店から出てきたところだったとのことでした。
Tからも「どの子が良かった、悪かった」という話をよく聞いていた店だったので
『どうでした~』と社長に聞いてみると
『楽しかったよ~!Tがおすすめだって○○って子をつけてくれてさ~』
と楽しそうに報告されました。
『ん!?』
その○○っていう子はTがボロクソに言っていた子のはず。。。
僕 『おい、T。お前その子は絶対無しって言ってたじゃないか!それをよりによって奢ってくれる社長にわざわざつけたの・・・?』
T 『わー!なんで言うんすか!!ダメっすダメっす!!!』
社長 『Tー!そういうことだったのかー!どうりで・・・この野郎ー!』
どうやら実は社長も違和感を覚えたみたいでしたが、それが本当にTの好みなんだろうと
気を使って満足したフリをしてくれていたらしかったのです・・・
それを聞いて余計に腹が立ちましたが。笑
また後々その現場に居た受電チームの一人から聞いたのですが
社長におすすめですと爆弾を紹介し先に行かせて、その後に本当のお気に入りを自分に付けるという手順だったそう。
この事件以来社長はTの紹介で夜のお店に行くことはなくなったそうです。
そりゃそうだ。笑
②ちゅら海未遂事件
Tは沖縄出張中に休みの日は特に観光に行くわけでもなく常にパチンコ屋にいました。
パチンコ好きだということもあったみたいですが、免許をもっていないのでどこにも行けないと嘆いていました。
そんなTを見てちょっと不憫に思っていたので
たまたまその日の翌日がお互いに休みだったこともあり、まず飲みに誘いました。
そして
『どっか行きたいところがあれば明日連れていってあげるけどあるか?』と聞いてみました。
そうすると嬉しそうに
『マジっすか~!ありがとうございます。俺美ら海水族館に行ってみたいんですよ~』と。
ちょっと男二人で美ら海水族館に行くという状況に抵抗がありましたが快諾。
その日はTの希望を聞き明日の午前10時に出発するという予定になったので早めに帰宅しました。
翌日9時に起きてレンタカー屋に向かう途中でTに電話をして
『これから車を借りて予定通り10時には到着するからな~』
と伝えたところめっちゃ眠そうな声で
『マジすか~・・・今起きたばっかりで寝ぼけてるので11時にしてもらってもいいですか~』
と言われました。
10時って時間も実はTが希望した時間なんだけどなぁ・・・と思いつつも了解。
時間を潰しながら11時Tの泊まっている宿の前に到着。
電話をしてみると受話器から『ジャカジャカジャカ』と騒がしい音が鳴り響きます。
『ん!?なんだ?』
とビックリしていると
その騒音の中から一生懸命Tが喋り始めます。
『あー!すいません!広瀬さん!今スロットやってるんすけど出てるんですよー!今日このまま一緒にスロットやりましょうよー!』
と衝撃の提案。
人間あまりにも予想外なことが起きるとフリーズするんだなとそのとき初めて実感しました。
数秒たって意味を理解します。笑
そして怒りやガッカリを通り過ぎると人は笑うんだなぁということも初体験しました。
あまりにも色々超越し過ぎてしまったため、怒る気も起きません。
僕『おー。そうなのか。俺はいいや!そのまま出かけてくるわ。』
T『マジすか~!わかりました!じゃまた今度お願いします!お疲れっす!』
今度なんてあるわけねーだろ!と思いながら電話を切るとそのままドライブしたり買い物したり一人の時間を楽しみました。笑
沖縄から撤退
細かいものを含めるともっとあったような気がしますが
僕が直接知っている事件で特に印象の強かった出来事がこの2件です。
そんなこんなしている間にも沖縄支社にも人が増え仕事をどんどん覚えていってくれた為
5~6月には東京社員のヘルプがいらなくなるくらいになり撤退する運びになります。
その当時も入社した社員の淵脇さん、赤嶺さん、契約社員のKさん、アルバイトのAさんは今も絶賛活躍中で沖縄支社を支えてくれています。
2010年6月に完全撤退。
そして光回線の事業部が完全に沖縄に移ったため、東京でTはまたWEB部署の部下として東京に戻ることになるのです。
続く
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