ノーアルコールイズノーライフ!ノーラメーンイズノーライフ!

どうも中性脂肪モンスターこと広瀬と申します。

今回はモンスター社員Tの第二話です。

前回のおさらいをしたい方はぜひこちらからご覧下さい。

モンスター社員に気をつけろ!営業の採用での失敗

テレアポ営業は順調だった・・・?!

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正月休みが明けて新しい年よりTの本格的な研修と業務が始まりました。
もともとテレアポ営業をやっていたこともあり研修は順調でした。
研修後はちょこちょことアポを取ってくるようになりその間僕は外回りという日々が数日続きます。
当時の部署はWEB営業、WEB制作、光回線の新規受付窓口の3つの業務があり
それぞれ各部署担当が2名ずつくらいの体制の会社で小さな事務所で一緒に営業してました。

当然Tもその事務所内の一角でWEB営業のテレアポをしていたのですが
ある日僕が仕事が遅くなり事務所に残っているとWEB制作の担当と、光回線担当から一つの報告が入りました。

WEB制作担当 『広瀬さん!Tのことなんですが。。。』
僕 『はい!どうしたんですか?』
WEB制作担当 『広瀬さんが外出してるテレアポ中いつもTが居眠りをしてますよ』
僕 『はぁ!?マジすか?』

もちろんそのとき既にTは帰宅していた為、タイミングを見計らって教えてくれたのでしょう。

翌日Tを問いただしてみると一貫して
『居眠りなどしていない』
と頑として認めません。
『みんな目の前で目撃しているしそんな嘘もつかないだろ?』
と問いただしてもみんなが嘘をついてて自分は寝ていないんだと猛烈に反発されました。

「広瀬さん見たんですか?」と。笑

これも実はみんながいる部屋で話してるんですw
しかしこいつすげぇなと思いつつ実際に僕が見たわけではないのでこれ以上は追求せず一旦終わりました。
これまで他部署のメンバーは僕の管轄なので気を使って直接の注意もしなかったそうだったので
逆に見つけたら注意して叱ってもらうように協力を要請したのです。

そうすると早速またその日に居眠りをしたそうです。

WEB制作の担当が注意をしてくれたそうなのですがそうするとなんと
『寝てません。』
とこれまた現行犯であるにも関わらずに否定をしたそうです。
そこで少し問いただしてくれたそうなのですがそうすると
『俺の上司は広瀬さんなんで』
と遠まわしに俺を直属の上司でもないので怒るなと言わんばかりの態度だったそう。。。
これにはさすがに呆れてしまったそうで、その夜に再度その報告を聞くことになりました。
そして翌日注意すると『寝ていない』と言い張り埒があかない状況が少し続きます。
最初はそれでもそれなりの本数のアポを取っており生産性はあった為まだ良かったのですが
そんな仕事をしていると必然的に架電時間が少ないのでアポの本数も下がってきます。
そうすると目標に届かない事に焦りが出てきたのでしょう。
今度は無茶なアポやアポにもなってないものをアポとして僕へ報告するようになってしまいました。

アポがアポになっていない?!現場に到着して愕然

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そうすると僕は現場へ到着すると
『断ったのになんで来たんですか?』
と白い目で見られ追い返される案件が頻発するようになります。
またこの件を問いただしても
『ちゃんとアポは切った。お客さんも了承してたはずなのにおかしい』
と言うのです。

確かに僕にはこの件の確証を取ることは出来ません。
そこからお客さん先へ訪問する前には事前に僕からご挨拶と称し
きちんと訪問して話ができる状態にあるのかを確認取る体制にしました。まぁいわゆる後確と言われるやつですね。
しばらく続けて統計をとってみるました。
すると大体5割程の確率でまともなアポでは無いことが発覚したのです。。。

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叱っても響かないことはこれまでの付き合いでなんとなくわかってきたので
そこでは何も言わずに飲みに連れてってやるとその日の夜はTと二人で飲みに行きました。
最初は普通に楽しく飲みながらコミュニケーションを取って話をしていました。
年も近いので何かと話をすると盛り上がる話題は多いのでその日で少し仲良くなれた気もしました。

またその流れで徐々に仕事の話へシフトしていきTの前職の話や営業に関しての話をしてたのを覚えてます。
そこで何気なく怒るでもなくアポが5割電話した時点で落ちていること
そしてもう少し確実なアポになるように詰めた確認までしてほしいと伝えてみたところ
意外にも素直に反省し約束をしてくれました。
そして自分から今まではアポを取ることに焦っていて
投げっぱなしになってしまっていたことを反省し謝ってもきました。

その言葉を聞けたことにホッとし嬉しかったことを覚えています。
そしてこいつには怒るだけではなくこういう接し方が向いていたのかなぁと思いつつ
今後の営業活動とTの成長に期待しその日は帰りました。

翌日から新しい日々になることを信じて。

続く