ノーアルコールイズノーライフ!ノーラメーンイズノーライフ!
どうも中性脂肪モンスターこと広瀬と申します。
まだ僕が入社二年目だったころWEB部署でホームページの制作やSEO対策を売る営業マンでした。
しかも当時営業をする人間は社長と僕の二人だけ。
事務やデザイナーの制作が山積みになっている状況で営業をストップさせて
ホームページ制作やデザインを手伝う日々の方が割合的に多くなってきた頃
新人デザイナーの入社、成長などにより若干事務方に余裕が出てくるようになった為
新しい営業マンを入れようという話になりました。
その時の求人の時の失敗談を一つさせていただこうと思います。
求める人材
前職で営業職だった僕。
営業マンを育てる為には体育会系のやり方が最速、最短の道だと思ってました。(今でも正直その気持ちはありますがw)
その為、特に性別は求人要項へは謳っていませんでしたが男性のスタッフしか取るつもりはありませんでした。
理由は二つ。
1.女性に対して行うと怖がって泣いてしまい、嫌ですぐ辞めてしまう。耐え切れないだろうう。
またテンションと勢いを重視した営業をさせたいので難しいのではないか。
2.僕が1.を踏まえて男性と同じテンションで指導、教育を出来るだろうか?
気を使う事が増えて甘くなってしまいそう。
また、法人営業の為企業との折衝事では女性は舐められやすい。
ですがこの募集をしたことで僕の中の概念が変わるきっかけとなります。
応募の方法は、メールか電話。いずれも求人会社を中継してくる感じ。
女性からの募集も少数ながらもたまにありましたが
電話で経歴や応対のやり取りや、反応、仕方などを見て面接前にお断りをしていました。
ですがそんな中で一通のメールが届きます。
内容の詳しいものはかなり前のことだった為ほとんど覚えてませんが
これまでのどっかから持ってきたような教科書通りのPR方法や当たり障りのない
まるで機械の用に同じような応募の挨拶文ばかりではなく
自分を売ることに特化した熱い自己PRと熱意を全面的に押し出した応募の挨拶文章が届きました。
確かに完璧な敬語ではないし、マニュアルの応募の文章として点数をつけたら40点ぐらいかな?
でも自分が頑張って必ず活躍する!うちの会社の仕事や業務内容が好きだ!というメッセージがまっすぐ伝わりました。
ただしその子は20代前半の若い女の子でした。
悩みましたがその子の熱意と勢いに興味を持ち面接に来てもらうことにしました。
面接をした結果
面接にきた彼女は頂いていた挨拶文章の通り
エネルギッシュなとてもパワフルで元気な女の子でした。
しかも現在は飛び込みで民家を周り、新鮮なブランド野菜を電車で移動しながら
フルコミで売ってくるというすごい商売をしてるw
話を聞いたところ月に15万も稼げればいい方との事でしたがその子が会社での稼ぎ頭だそう。
仕事は楽しいし好きだが稼げない月もあったり生活が安定しないので転職を希望しての応募とのことでした。
まぁこの商売の方法で月に15万を売れる方が断然すごいレベルだとあえて言わなかったけど驚きました。
また、どんな風に営業をかけているのか実際に軽いロープレをしてもらったりして
やはり相当な営業力と素質があることが判明しました。
こんな無茶ぶりみたいな営業にも前向きに考えて仕事を好きになって頑張るハートの強さや人間性。
更には元気で人懐っこく高い技術の営業力を持つ彼女を見て本気で欲しいと思いました。
ただ最初に思ってた先入観のせいで本当に女性をとって良いものかと若干の葛藤があり
ほぼ決まっているが、もう少し面接をしてから採用のを決定させる事にしようと一週間程様子を見ました。
結局やはり彼女以上の人が現れなかった為採用通知の結果を連絡したところ
彼女は他の会社への内定が決まった為辞退すると断られてしまいました。
まとめ
この時に小さなこだわりや自分の勝手な先入観で選りすぐりをしてしまった事を心底後悔しました。
その後は改めて営業職でも男女の比較なく面接もするようになり採用もした。
更にこの日を境に面接はもちろんの事、色んな事に先入観や自分視点のものだけになってないかを考えるようになった気がします。
結局自分が見て、聞いて、感じてみなければ本質はわからないものです。
本や人の話を聞いて机上の空論をわかったフリをしていても自分の世界観はさほど広がりません。
参考にはしても、鵜呑みにしてしまうと後々大きな火傷を負う可能性がある。
まぁことわざで言うと『百聞は一見に如かず』『言うは易し行うは難し』とかそのへんの類っすかね。
ちなみにそれからの面接ではとりあえず会ってみる事が基本となり
逃したく無い人はその場で採用通知して、初出勤の日までをその場で行うスタンスになりました。
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