Intelの最新CPU「Kabylake」が発売されて5ヶ月ほど経過しました。
発売当初から新機能の1つとして告知されていた「Optaneメモリーのサポート」ですが、ようやく製品自体の発売が始まりました。
3d3a52a55cbfc70c2eb9a9731bfae00dc45ada8f

コチラどういった製品かというと、ザックリ言えば「HDDのキャッシュに設定して、HDDを高速化する」という、どこかで聞いたことあるような機能を実現する製品です。
現在、16GBと32GBの2モデルが発売中。16GBが¥5800ぐらい、32GBが¥10000ぐらいで販売されています。
2c626d17a2d39005a9282b54480dcfb696bd21ad

・内容物
Optaneメモリー(M.2のSSDと同じ形状)、説明書、OPTANEシールが入っています。

現時点での必要環境は下記の通り、基本的に最新のCPUとマザーボードの組み合わせが必須です。
・CPUは第7世代Core プロセッサー(Kabylake)
・Intel 200 シリーズ・チップセットマザーボード
・OptaneをサポートしたバージョンのマザーボードBIOS

・組み合わせて速度を測定してみた
f3d8135f035d3d1dc4b9f0c69dd540681d1e439d
HDD単体での性能

d1239b91b817f8ae30cc3ab19946e81bfcb6bb96
Optaneメモリーを組み合わせた性能
Read性能が大きく向上しています。Write性能はOptaneメモリーのスペック内に収まる模様です。

b1711fcc862fbd6ea3df37037409dfec0866bf75
Optaneメモリーの容量を超える先程よりも大きなデータで計測。こちらはHDD単体。

73a1cb1586b6c26a64c3c834ee4039451aaa2f72
こちらはOptaneメモリーを組み込んだ測定値。
Optaneメモリーの容量よりも大きいデータだと速度低下が見受けられる模様です。

ちなみに、似たような機能のIRSTとは共存出来ない模様。
fc8ab5fab971d2128c85a49777abe6b85d1c7e8d
エラーが出ます。
また、対応していないCPUでもインストール自体が行なえません。
c3c1090b3cffb25620146bcc67bf4698e499ff66
「過去の遺産を再利用」という訳にはいかない模様。

・まとめ
低速なHDDを高速化するという点において、非常に効果が見込める機能であると思われます。
特に大容量のHDDに組み合わせた際のコストパフォーマンスは非常に高いです。
例)HDD 1TB(¥7000ぐらい)+Optane 16GB(\5800ぐらい) = \12800
2017年5月23日の時点で、SSD 1TBが¥32000ぐらいで販売されていることを考えると、
半分以下の価格で倍近く高いRead速度が手に入るというのは非常に魅力的かと。
ゲームのロード時間が劇的に早くなる可能性がありますね。

ストームでも検証が終わり次第ラインナップに加えたいと思っています。