【TiltBrush】マンガ家、イラストレーター、CGクリエイターがVR空間で女子大生を描くとどうなる!?【20160830_タダツグ】
タダツグです。8月もいよいよ終わり、すなわち1年のうちの2/3が終わったわけですね……。9月は東京ゲームショウに『ペルソナ5』の発売にと、ゲーム好きとして見逃せない出来事満載。こりゃあっという間に10月になっちゃいそうだなぁ……。
さて、まずは恒例の番組告知を。今週の金曜日は「つくった人がゲーム実況」の特別編として先日好評を博した『ライバルアリーナVS』の、実況プレイ第2弾をお届けします。女優の楠世蓮さん、藤嵜亜莉沙さん、プロゲーマーのふ~どさんと豪華ゲストをお呼びしてお届けしますので、みなさんどうぞお楽しみに!
ちなみに我々の番組は、このところ「FRESH! by AbemaTV」での同時配信も行っています。画質はこちらの方がキレイですので、興味がある方はぜひコチラのリンクからAbemaTVでもご覧になっていただければ!
また、最近我々は豪華ゲームクリエイター陣のコメントも楽しめるゲームニュースサイトも立ちあげました。その名も「シシララTV」! コチラもぜひご覧くださいませ。
というわけで今回のブロマガは、そんなVR特集の第二夜となった8月2週の「つくった人がゲーム実況」を振り返りましょう。
この回にゲームDJと、VRナビゲーターの二宮さんがピックアップしたタイトルは、以前の放送でも少しだけお見せしたことがある『TiltBrush』。VR空間で立体お絵描きを楽しめるという、新感覚のイラストツールとなっております。
この魅惑のツールをいかにおもしろおかしくみなさんにお見せすればいいのか……。悩む我々にゲームDJが提案した企画はズバリこれ。
「プロクリエイターによる業界の枠を超えたVRお絵描き対決」
ほほほう、つまりは笹原さんと一緒にお届けしてきた「ザ・ワールド・イズ・マインZ」で好評を博した「プロクリエイターお絵描き対決」の新次元版ですね。
これまではスケッチブックを用いて展開してきたイラスト対決が、今度はVR空間で巻き起こってしまうというのか……なんてこったい、これはおもしろそう!
ということでこの回にお越しいただいたのは、CGクリエイターの笹原和也さん、アートディレクター/イラストレーターの高木正文さん、マンガ家の武村勇治さん、CGIアーティストの由水桂さんという豪華プロクリエイターの面々。
シシララTVをよくご覧になられているファンの方にはおなじみのメンバーかもしれませんが、何気にみなさんCG業界やイラスト業界、ゲーム業界にコミック業界と、さまざまな分野でご活躍中の精鋭メンバーなわけですよ。おそれおおい!
とはいえ、みなさんがVRでお絵描きをされるというのは今回がはじめて! いつもは平面に対してイラストを描かれている方々が、いかにして立体でイラストを描くのか……そこに焦点が当たったわけです。イラストのスキルはもちろん、空間認識や演出力が試される、と。
例によって、視聴者のみなさんが出してくれたお題候補からゲームDJがセレクトしたテーマは、まさかの「ゴジラ」。「ゴッズィーラ」でありました。ちょうどこの時期、我々の中で『シン・ゴジラ』が大ブレイクしていたこともあり、これは自分としては納得のチョイスです。
ということで、最初の挑戦者として手を挙げたのは我らがスピードスターの笹原さん。例によって「誰よりも早く挙手」を信条としているわけですが、今回はVRお絵描きということで、ちょっといつもと趣向が違うのでは……。ここは正直先攻が不利だと思うのですが、そんなの無視して手を挙げてくれるとはさすがは笹原さん、漢だぜぇっ!
笹原「あーっ、しまった! 後からの方が有利でしたね、気づかなかった……」
って、天然だったんかーーーーいっ!!(苦笑)
案の定、最初だけあって操作がおぼつかない笹原さん。5分間という制限時間のうち、なんと3分をかけて描いたイラストを消去するなど、手探りぶりを存分に見せてくれました(笑)。「弘法筆を選ばず」とはいうものの、プロのクリエイターだって、はじめての最先端ツールを使うとこうなることもあるってことですよね……。
とはいえ、そこはスピードスターの異名を持つ笹原さんのこと。後半は怒涛の追い上げで最後まで仕上げてくれました! さすがっ!
続いて武村さん、由水さん、高木さんが順番に挑戦していくことに。最初は笹原さん同様、操作に慣れずに戸惑っていたようですが、少しずつ独自のアレンジを盛り込んで、独自性を見せつけてくれる形になりました。
ここらへんの順応性の高さが、クリエイターに求められる資質なのかもしれませんね。
上記は武村さんのイラスト。普段はデジタルをいっさい使わないという武村さんでしたが、そんなハンデもなんのその。立体的な演出が施せるVRでのイラストに魅せられ、「これはおもしろい~~~」を連呼されていました。やはり、ゴジラといえば口から炎を吐いていなければ!
武村さんのゴジラを見ての、由水さんのイラスト。これまた、炎に絶妙なエフェクトが施されていて目が引き付けられます。武村さんからの「マネだよね!」とのツッコミに、すかさず「表現というものはパクりパクられるものですから」と返す、その冷静さがかっこいい(笑)。由水さんも本当にこの『TileBrush』がお気に召したご様子で、とにかく楽しんで描いていることがものすごく伝わってきました。
それを見た高木さんが描いたのがこちら。「炎を吐く」というギミックはやはりゴジラの代名詞ということで、高木さんも導入していますが、由水さんとはまた違ったアレンジを施しているのがよくわかります。ただ、イラストのクオリティはものすごく高かったのですが、肝心の写真のアングルが……。これでは、ちょっと全体がわかりづらいですね(苦笑)。
最終的に、出来上がったイラストを見直しながら、視聴者の人にどのゴジラが気に入ったかをニコ生のアンケートでおうかがいしてみると、見事得票率1位に輝いたのは武村さん。やはり、ゴジラの代名詞である炎を真っ先に取り入れたところが評価につながった模様です。
続いてのお題は、この日偶然シシララTVのスタジオにお手伝いに来てくれていた18歳の女子大生・ミレちゃんをクロッキーすることに!
しかしミレちゃん、なんの打ち合わせもなしに現場で出演を依頼されて、その場で即決できるその気概は素直にすごいなぁと思いました。これがデジタル世代の平成生まれってヤツなのか……生放送に躊躇しないとかたいしたものだなぁ、と。これは逸材の可能性。
ということで、先陣をきったのはまたも笹原さん……だったのですが、ここでまさかの問題が勃発! 書き手がVRゴーグルをつけてしまうと、ミレちゃんが見えない……(そりゃそーだw)。急きょ、ゲームDJが「途中で1度だけゴーグルを外してミレちゃんを記憶してOK」というルールを設定するも、結果的にはやはり、後攻が有利である状況になっちゃいましたね笹原さん……(合掌)。
とはいえ、短い時間でミレちゃんの特徴をつかみ、しっかりとクロッキーに成功。由水さんが思わず「さすがは美大卒というか、ちゃんと見てますね……」と認めるほどのクオリティに仕上げてくれました。
続いて挑戦したのは由水さん。美女のイラストには定評がある由水さんだけに、しっかりと顔の造形にこだわる形に。
途中、笹原さんから「顔にばっか時間をかけて……そんなんじゃ全身をクロッキーできなくない!?」とのアドバイス(というかヤジ?)もありましたが、しっかりと全身を描き上げてフィニッシュ。さすがです!
続いて高木さん、武村さんもミレちゃんのクロッキーに挑戦。高木さんは、頬をピンク色に染めて女性らしさを表現するなど、さすがの演出力を発揮。なんか後光が射してるし、これはマジで「ありがたやぁ~」ってイラストです。女神かっ!
ただ、相変わらずのアングルなんですけども……(苦笑)。
最後の武村さんは、ご自身のキャラというか作風をしっかりと守る方向に。な、なんだか強そう!(笑) 全身からたゆたうオーラの表現など、『TiltBrush』ならではの演出を盛り込んでくるあたり、さすがは現役のマンガ家さんですよね。
ってなわけで、今回もニコ生でアンケートを取ってみると……今度は高木さんが得票率1位に。アングルのマズさをものともせずに獲得した1位に思わずガッツポーズ。
これ、ミレちゃん自身が1番のお気に入りに高木さんのイラストをあげたのも大きかったかもしれませんね。
ちなみに、このときなぜかアンケートの投票率がすべて「0%」になるという謎のバグが発生し、視聴者のみなさんの手を煩わせることになったのですが、あの現象はいったいなんだったのだろうか。DJいわく「タダツグの呪いやろ」って言われたけど、そんなスキル、僕にあるの!? 有効活用したい……。
ラストはみんなで合作を描いたりと、最後までやんややんやと盛り上がった夜でした! いや~、VRによってこれまでになかった表現方法がいっぱいでてきますね。この『TiletBrush』を用いたコンクールなんか面白そうです。今度DJに提案してみようかなぁ……。
ってなわけでこのへんで後告知! 今週金曜日には、先日好評を博した『ライバルアリーナVS』の実況プレイ第2弾をお届け。豪華ゲストとの夢の対決をみなさんお見逃しなく。
そしてそして、我々の「FRESH! by AbemaTV」でのチャンネルや、「毎日がGAME NEWS TV!」な「シシララTV」のサイトもぜひよろしくお願いいたします。
それでは、今日はこのへんで。タダツグでした~。
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