「雨の日と月曜日はいつも憂鬱」
カーペンターズがそんな風に歌った「Rainy Days and Mondays」からこの日の『映像の世紀バタフライエフェクト』は始まった。「バタフライエフェクト」とは「蝶の羽ばたきが、巡り巡って竜巻を起こす」、つまり、ひとりひとりのささやかな行為が、時代を越えて大きな出来事を引き起こすということ。そうした観点から歴史を改めて見つめ直していくシリーズだ。そのキーワードの立て方や切り口が大胆かつ鮮烈で、これがあれにつながってたのか!と驚くことが少なくない。
この日は、そんな切り口の妙が極まった回だった。そのテーマは「月曜日」。フリーランスになって曜日感覚が乏しくなった僕にとっては、週末滞り気味な編集者からのメールの返事が多めに来る日くらいの認識になったが、いまだに会社員時代に感じた憂鬱な気分も漠然と残っている。
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