今回は「常識」について、僕がリスペクトする二人の話から考えていきたいと思います。
一人目は、元日本テレビの土屋敏男さんです。1992年に始まった「電波少年」を作った人です。番組にもTプロデューサーとして出演し恐れられていました。
僕は土屋さんと一緒に番組作りをしたことはありません。が、僕が放送作家になった年に始まったこの番組は刺激的で新しく、まだ若造の僕を焦らせおおいに嫉妬させてくれました。
アポなしという言葉を流行らせ、初期の「渋谷のチーマーを更生させたい!」などの危険な体当たり企画、そして「ユーラシア大陸横断ヒッチハイク」の大ヒット企画以降もヒット企画を連発。間違いなくテレビの歴史を塗り替えた。
中でも僕が一番嫉妬した企画と言えば「電波少年的懸賞生活」で、芸人のなすびが、都内の某アパートへ連れていかれ、全裸になって「人は懸賞だけで生きていけるか?」ということを検証する企画。すべてが見たことない映像。シンプルに「このあとどうなるの?」の連続。まさに、これぞテレビ。
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