ある有名なお寺のバス停に朝一番の巡回の時に通った時、普段は朝だと降りる人はいても乗る人はいないのですが、その日は一人女性がバス停で待っていました。
私は乗降口の扉をあけたのですが、女性は乗ろうとしないので、しかたなく閉じて再び走りました。2周目、3周目、と巡回するたびにそのバス停には、その女性が待っているのです。
ですが、一向に乗ろうとしないのです。
そして4周目。
そのバス停に差し掛かったところで目の前に女性が飛び出してきたのです。
私は急ブレーキを踏み、急いで外に出ました。
しかし、そこには誰もいないのです。
ただ、ちょうどバスの先頭部分の道路にはどす黒い血痕のようなものがありました。もしかしたらこの場所で事故死した女性がいたのかもしれません。
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