兄が中学生の頃、友人たちと自分たちが通っていない、近くの別の中学に夜中にいたずらで忍び込んだ時の話。

 お腹がすいてきたので食べ物を探しに給食室へ。いろいろと物色したがとくに食べ物は見つからなかったが、ひとつ気になるものを発見。


 真っ赤に錆びた大きなドラム缶のような鍋が、部屋の隅の方に置かれており、厳重にふたが閉じられていました。


 ふたを開けてみると中には何もなかったそうなんです。


 ですが、中から白い煙がモワっと出てきたように感じたんだそうです。


 それから数日後に、その中学校で集団食中毒のニュースが流れました。その白い煙と何か関係あったのでしょうか?