深夜3時頃、首都高を走ってると、分離帯の植え込みからナタを持った男が現れたという話を聞いたことがある人もいるかと思う。

その人物は約20年前に実際にいた人物である。

当時、トラックドライバーの間で話題となったその男は深夜3時頃、首都高が空いてきた時にナタを振り回し、トラックに向かってつっこんできたというのだ。

しかし、その話の真相はこうだ。当時、トラックドライバーをしていた男性によると、

「あれは本当はただの噂。多分、誰かが面白半分にそんな奴がいれば面白いかな、って程度に考えついた話だよね。だけど、いつからか実際にナタをで振り回しはじめる男が出てきちゃったんだよ。…そいつはトラックドライバーでさ、ストレスでちょっとおかしくなっちゃたんだろうぁ。あるはずのない噂話をそんな時に聞いたばっかりに刷り込まれちゃって自分がその噂話を実話にする人間になっちゃったんだよ…」

当時、高速でナタを振り回す男は実際にいた。さらにスポーツ紙の社会面でも小さく取り上げられたようだがそんな裏話があったとは驚きである。