●宇宙空間、大気圏突入を演出している

 ●アスカとマリの作戦

 ●サードインパクトから14年後という設定

 ●見た目も精神力も変わらないシンジ


(フリーライター/渋井哲也)

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 今回の「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」は、様々な評価が目白押しだ。駄作だ!という声もあるし、「こんなのエヴァじゃない」って意見もある。私も最初に見た直後は「あれ?いったい何だったんだ?」と思って、「こんなの駄作だ」と思ったくらいだ。しかし、時間が経つに連れて、「これはまさしくエヴァだ」ってことを思った。

 ●宇宙空間、大気圏突入を演出している


 「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」を観て、まず驚くのは宇宙空間のシーンだ。これまでのシリーズでは、「序」や「破」で、月面に渚カヲル(テレビシリーズや旧世紀版では17番目の使徒だが、新世紀版では今のところ言及なし)がいたシーンがあり、「序」では、巨大なエ