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Rd.9/10【岡山国際サーキット】第9戦、レースリポート

2014/08/02 22:29 投稿

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SCR第9戦レースリポート

                               2014年 8月 2日


『SCR最終ラウンドが岡山国際サーキットで開幕!予選はカテゴリーⅠを破りカテゴリーⅡのAGE-AGE-458 NAORYU/佐々木孝太組が下剋上PP獲得!!』
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4月のツインリンクもてぎで記念すべき開幕を迎えたSCR、スーパーカーレースシリーズも富士スピードウェイ、岡山国際サーキット、スポーツランドSUGOとラウンドを重ね、いよいよ最終ラウンド、6月以来再び岡山国際サーキットに舞台を移して8月2日公式予選に続いて第9戦の決勝が行われた。

予選は開始前から雨が降り始め、時間が進むにつれて完全なウェットコンディション。次第に難しくなるコンディションと戦いながらのタイムアタックとなったが、その中で驚異的なタイムを記録したのがカテゴリーⅡのAGE-AGE-458。佐々木孝太がAドライバートップタイムをマークすると、BドライバーNAORYUもカテゴリーⅠのメルセデスSLS竹内浩典とフェラーリ458GT3の水谷晃に迫る2番手タイムを記録。ABドライバー合算のタイムで佐々木/NAORYU組が総合トップに立つ快挙を達成。これに続いたのがカテゴリーⅠの3台、現在ランキングトップの飯田太陽/水谷晃組フェラーリ458GT3、奥村浩一/竹内浩典組、メルセデスSLS、P・デビーサ/密山祥吾組のメルセデスSLS 。予選5位はカテゴリーⅡ2位の石松ポルシェ長島正明/田畑勇組だった。

 

『大波乱のカテゴリーⅡは下剋上ならず。NAORYUの連勝ストップ!最後に笑ったのはBINGO SPORTS997武井真司/堀田誠組』
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 予選と同じウェットコンディションでスタートが切られた第9戦は大きな波乱とともに幕を開けた。カテゴリーⅠのマシンを従えてローリングスタートを切ったAGE-AGE-458、NAORYUが第1コーナーでまさかのオーバーラン。「思った以上に止まらなくて、あのままならスピンしてしまうのでまっすぐ行った」とNAORYU。これで9位まで後退だ。波乱はまだ待ち受けていたNAORYU/佐々木以上の快走を見せたのがカテゴリーⅡ、BINGO SPORTS997の齋藤真紀雄/阪口良平組。予選総合9位から阪口が驚異的な速さで追い上げて、カテゴリーⅠのマシンを次々抜き去り、なんと6周目に総合トップに浮上したのだ。

まさにこの日は下剋上。どんな結末が待ち受けているのか、神のみぞ知るといった展開となったが、勝利の女神は思いがけない結末を用意していた。早目のピットインでNAORYUからバトンを受けた佐々木孝太が猛追を開始。一気にポジションを上げたが17周目に「前を走るマシンがスピンして目前に出てきた」と佐々木。よけきれずに接触。佐々木は力なくピットに戻るしかなかった。これでNAORYUの連勝記録は8でストップすることになった。

一方トップ独走となった阪口からバトンを受けた齋藤も不運に見舞われた。交替してから4周目、第1コーナーでオーバーラン。コース復帰にてまどり大きく後退してしまった。

これでカテゴリーⅡトップに浮上したのが予選クラス5番手スタートのBINGO SPORTS997、武井真司/堀田誠組。「雨のレースは生き残ることが大事。前の車の動きを見ながら慎重に行った」と武井。これが功を奏し、堀田へと繋いでそのままフィニッシュ。うれしい初優勝を飾った。激しい2位争いを制したのが炙りや秀苑・シフト997GT-3山脇大輔/中嶋保典組。Libertywalk108Direction997GT3の白坂卓也/林学組が3位に入った。

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『カテゴリーⅠはK‛s Frontier Direction 458GT3飯田太陽/水谷晃組が今季4勝目!竹内浩典が3位。最終第10戦を前に飯田組のタイトル決定!』
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 カテゴリーⅠは予選で総合2位、クラスPPを獲得したK‛s Frontier Direction 458GT3飯田太陽/水谷晃組が決勝も好調を維持。飯田、水谷と繋いで最後は2位に50秒以上の大差をつけて圧勝。飯田組はこれで4勝目。GAIAPOWER Adenau SLS密山祥吾/P・デビーサ組が予選クラス3位から密山がマージンを築き、それをデビーサが守って2位フィニッシュ。BRP★SHIFT SLS AMG GT3の奥村浩一/竹内浩典組が3位。この結果飯田/水谷組が95ポイントとし、竹内浩典が67ポイント。最終戦で竹内が優勝し水谷組がノーポイントでも逆転不可能。飯田/水谷組のタイトル獲得がこの瞬間決まった。「飯田さんがマージンをいっぱい作ってくれたし、順調に走れました。タイトルを獲ったので明日も優勝で決めます」と水谷。5勝目を飾って有終の美を飾るつもりだ。

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■ドライバーコメント
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飯田太陽何回もスピンしそうになりました(笑)。でも後半は余裕があったのでマージンを築くことができました。明日は問題なし。優勝で決めますよ」

水谷晃昨日の練習走行で接触してしまったけど、今日は順調に走れました。明日は優勝で最後を決めます」

武井真司気が付けば優勝と言う感じですね(笑)。雨のレースは生き残ることが大事ですから、前のクルマの動きを見ながら待つところは待って、抜けるところは抜く。といった感じで走りました」 

堀田誠ホイルバランスが悪くて予選を失敗してしまった。雨は得意じゃないけど武井さんのおかげで勝てました。連勝を止めてしまったけどNAORYUさんいつまでも友達でいてください」 

photo:H.P.Works
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