AGE♂AGE♂RACING レースレポート
■Race Report
TEAM NAORYU AGE♂AGE♂RACING レースレポート
2014 SUPER CAR RACE SERIES Round9/10 岡山国際サーキット
SUPER CAR RACE SERIES 第9/10戦が8月2日-3日に岡山国際サーキットで開催
前戦菅生ラウンドでカテゴリーII2連勝で8連勝と優勝を重ねチームの雰囲気も最高潮!
意気上がるTEAM NAORYU AGE♂AGE♂RACING。
今回もNAORYUと佐々木 孝太のペアでシリーズ全勝を目指し
ついに2014 SUPER CAR RACE SERIES最終ラウンドとなる岡山国際サーキットに乗り込んだ。
70号車
車両 Ferrari 458challenge
車名 AGE-AGE-458
ドライバー NAORYU 佐々木 孝太
今回の第9戦/第10戦は8/2(土)に公式予選と第9戦決勝
8/3(日)に第9戦の決勝結果順によりグリッドを決定し第10戦決勝が行われた。
公式予選は8/2(土)10:35開始予定だったが、直前のプログラムで赤旗が2回提示された為
12分遅れの10:47に開始された。。
今回はカテゴリーIのGT3車両が3台とカテゴリーIIが6台、カテゴリーIIIが1台のエントリーとなり
11:02までの15分間でAドライバーがタイムを競う。
この日は朝から小雨が降ったり止んだりで路面はチョイ濡れの微妙なコンディション。
この時間のアタックはもはやポール職人と言っても過言ではない佐々木 孝太が担当。
各チーム微妙なコンディションの中、予想通りGTドライバーや経験豊富な選手が
Aドライバー予選に多く出てアタックを開始。
全車スリックでコースインするものの、次第に雨脚が強まり
序盤にマークしたタイムが各車のAドライバー予選のリザルトとなった。
ここで70号車 AGE-AGE-458 佐々木 孝太は全体トップであるカテゴリーIの
18号車 GAIAPOWER Adenau SLSの密山 祥吾選手にわずか1/1000秒差の1'40.531に迫り
カテゴリーIIトップはもちろんの事、全体でも2番手タイム。
微妙なコンディションをものともせずGT3車両を向こうに回しての激走が光った。
続いて5分間のインターバルの後、11:07からの15分間でBドライバー予選がスタート。
ついにこの時間帯はWET宣言もあり、全車レインタイヤでアタックを開始。
中盤には雨が本降りとなり、あちこちでコースアウトするマシンが続出した。
予選全体を通じて70号車 Ferrari 458challengeはセットが決まり
コーナリングが目に見えて速い。
格上のGT3マシンがコーナー立ち上がりで踏めずにいる悪コンディションの中
70号車 AGE-AGE-458 NAORYUは比較的雨の少ない時間帯に切れ味鋭いアタックを敢行していた。
そしてAドライバーに負けてられるか!と言わんばかりのアタックで
70号車 AGE-AGE-458 NAORYUは1'54.838を出し
Bドライバー予選トップの19号車 BRP★SHIFT SLS AMG GT3 竹内 浩典選手に次いで、ここでも総合2番手タイムをマーク。
この結果、70号車 AGE-AGE-458の総合タイムは3'35.369となり
カテゴリーIを全車上回りオーバーオールでのポールポジションを獲得した。
これによりシリーズを通じて初めて1番グリッドからのスタートとなる。
予選後のミーティングでも佐々木 孝太とNAORYUは
「雨の先頭は願ってもない事。スタートの視界が楽になる。」
「慌てずしっかり走れば結果はついてくる。」
と一致した意見で、チーム全体の雰囲気も最高なまま午後の決勝へ…
■決勝1
第9戦決勝は14:20に50分のレースがスタート。
70号車 AGE-AGE-458はスタートドライバーをNAORYUが担当。
ポールポジションから先頭のまま1コーナーへ飛び込むが
ここで勢い余りコースアウトを喫し、ほぼ最後尾からの追い上げとなってしまった。
しかしNAORYUはまだ諦めず激しい追い上げを開始。
雨の中オーバーテイクを繰り返し11周目に佐々木 孝太に交代する頃には
クラス2位までポジションを回復していた。
その後交代した佐々木 孝太も雨の中慎重かつ大胆な走りでポジションを急速に回復し
16周目にはなんと総合3位にまで浮上していた。
このペースなら「9連勝いける!」という雰囲気がピットに漂い始めたその時…
その周のパイパー立ち上がりで目の前を走る18号車 GAIAPOWER Adenau SLSがハーフスピン。
70号車 AGE-AGE-458 佐々木 孝太は回避するものの接触し、左フロントを損傷してピットイン。
バンパーだけなら続行もあると祈るものの、ラジエター周りにも異常をきたしたため
シーズン初、苦渋のリタイアとなった。
そしてここで連勝が途絶え、シリーズ全勝の夢もついえてしまった。
しかし不思議な事にピットの雰囲気に悲壮感はない。
もちろんドライバーを始め全員悔しがっていた。
でもここであちこちから「明日は走れるの?」「いけるの?」といった声が上がる。
レーシングアクシデントとして誰を責めるでもなく
もはや全員が明日の最終戦をどうにか走りたい、走らせたいと同じ方向を向いていた。
幸いにもバンパー他のスペアパーツがあり、
さらに損傷したラジエター周りのパーツを同じFerrari 458で出場されている
DIRECTION RACING様からご提供のお話を頂戴した事によりメカニックからはGOサイン!ピットの全員が安堵の表情になった。
ここでDIRECTION RACING 水谷様、関係各位の皆様に謹んで感謝申し上げます。
今回の岡山ラウンドでは第9戦決勝終了後の夕方に
SUPER CAR RACE SERIESのシーズンエンドパーティーがサーキットラウンジで開催された。
TEAM NAORYU AGE♂AGE♂RACINGはマシンの修復が見えた事もあり
ここでも明日のレースに気持ちを切り替えるかの様に楽しむチーム全員の姿があった。
パーティーを通じてシリーズを戦い抜いた各チームやSCRスタッフの皆様と
交流を深めつつ楽しんでいたのが印象的だった。
■決勝2
明けて8/3(日)ついに最終戦となる第10戦決勝。
マシンの修復を終えた70号車 AGE-AGE-458は昨日のリタイアにより最後尾グリッドから。
レース前のミーティング後、NAORYUの呼びかけでチーム全員で円陣を組み、 「絶対勝つぞ!」のかけ声に気合いを見た。
佐々木 孝太は「雨の最後尾スタートは前が見えないけど落ち着いていけば…」と勝ちを狙う。
第10戦決勝は13:15に50分のレースがスタート。
今回はスタートドライバーを佐々木 孝太が担当する事になった。
しかし決勝直前に強まった雨の中「落ち着いて」どころか「アグレッシブ」な走りを見せて、最後尾から1周まわって7位、2周目には4位、3周目にはすべてのマシンをオーバーテイクし、各マシンコースアウトが続出する難しいコンディションの中で総合トップに立った。
その後5号車 LibertyWalk 108 DIRECTION 997GT3の白坂 卓也選手が2位に上がり
70号車 AGE-AGE-458 佐々木 孝太に追いすがるものの
独走体制のまま14周を走ってNAORYUにバトンを託す。
ここまで70号車 AGE-AGE-458だけでなく、カテゴリーIIの躍進が目立つ。
カテゴリーIのマシンがコースアウトやペナルティに苦しむ中
終盤まで上位4台がカテゴリーIIが占めるといった波乱の展開…
その後佐々木 孝太からギャップを引き継ぎ
2位まで猛然と追い上げてきた99号車 BINGO SPORTS997 坂口 良平選手に
50秒弱の差をつけて70号車 AGE-AGE-458 NAORYUがトップチェッカー!
昨日のリタイアからリベンジし、最終戦にしてカテゴリーIIから総合優勝というドラマを演出した。
全勝こそ途絶えたものの、総合優勝はこれ以上ない最高の結果でチーム全員が喜びで沸きあがり、SUPER CAR RACE SERIESの全レースを終えた。
前戦菅生ラウンドでも感じた事だったが、ドライバーの速さ、強さもさることながら
トラブルなく強いマシンをセットし、トラブル発生時に素早く確実に修復するメカニックの力でなしえたシリーズチャンピオン、最終戦の総合優勝だった。
ここまで戦い抜いてこられたのもスポンサー様をはじめ、スタッフ、メカニック、
AGE♂AGE♂RACING応援団、観戦して下さったファンの皆様、そして参戦・応援を支えてくれた家族…
全ての皆様のご尽力の賜物です。深く感謝申し上げます。
■SUPER CAR RACE SERIES RESULT
TEAM NAORYU AGE♂AGE♂RACING
2014 SUPER CAR RACE SERIES 戦績
参戦クラス:カテゴリーII
70号車 AGE-AGE-458 NAORYU/佐々木 孝太 組
これからもTEAM NAORYU AGE♂AGE♂RACINGは夢の実現を目指して走り続けて参ります。
今後の予定につきましてまだ決定した事はございませんが
各種レースにTEAM NAORYU AGE♂AGE♂RACINGが参戦の際は
あらためてご報告させて頂きます。
ご支援、応援を賜ります様よろしくお願い申し上げます。
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関連リンク
●SUPER CAR RACE SERIES 公式サイト
●SCR 公式Facebook
●AGE♂AGE♂RACING 公式サイト
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