・有料メルマガ評論家が2013年のベストアニメ&声優を選出 http://www.targma.jp/watanabe/2014/01/03/post3983/
◆2014年冬アニメ
・有料メルマガ評論家が2014年冬アニメ期待度を5段階評価
http://www.targma.jp/watanabe/?p=4098
リンク先で挙げたタイトルの中で「完走(全話視聴)」できなかった作品は、「ニセコイ」だけでした。理由はリンク先記事でも書いた通り、「暴力団とかギャングとか、そういった反社会的勢力が愛すべき集団かのように描かれている時点で、もうダメ」なこととなります。それ以外の作品は、かなり面白く「当たり」のシーズンだったと思います。
その中でもベスト3を挙げるなら、次の作品となります。
・とある飛空士への恋歌
http://koiuta.tv/
・ハマトラ THE ANIMATION
http://hamatorapj.com/animation.html
・プピポー!
http://pupipo.tv/
『とある飛空士への恋歌』は第5話まで退屈なのですが、第6話から本格的な戦闘が始まり、手に汗握るシリアスな展開になって行きます。また、戦闘が激しくなるのと同時に、主人公をめぐる三角関係もヒートアップします。主人公のカルエル・アルパスと飛行ペアを組むクレア・クルス(声優:悠木碧)。そして、主人公の義妹であるアリエル・アルパス(声優:竹達彩奈)。プチミレディがそれぞれ得意とするキャラクターを魅力的に演じます。個人的には、早見沙織さんが演じるシャロン・モルコスがお気に入りです。
『ハマトラ THE ANIMATION』は、続編『Re:ハマトラ』と併せて2クール作品だったのですが、現代的なテーマを取り扱った意欲作だったと思います。第1期は、びっくりするような場面で終了。第2期でも終盤まで「風呂敷」を広げまくり、「この作品、きちんと完結できるのだろうか?」と疑問に思ったのですが、ややハッピーエンド過ぎないかとは思いつつも見事に完結する、素晴らしい展開だったと思います。
『プピポー!』は約1時間の作品なのですが、ヒロインの姫路若葉(声優:佐々木詩帆)が、少しずつ変化して行く過程を描く上で、全15話の5分アニメというフォーマットが見事にはまったと思っています。
◆2014年春アニメ
・有料メルマガ評論家が面白いと思う2014年春アニメとは?
http://www.targma.jp/watanabe/?p=4976
リンク先で挙げたタイトルの中で「完走」できなかった作品は、『一週間フレンズ。』だけでした。第8話までは見たのですが、正直、視聴を継続することが、つらくなってしまいました。いつか、最後まで見る日が来るかもしれませんが……。また、記事を書いた時点で1話のみの視聴だった『それでも世界は美しい』と『神々の悪戯』、『メカクシティアクターズ』は「完走」しています。さて、2014年春アニメのベスト3を挙げるなら、次の作品となります。
・キャプテン・アース
http://captain-earth.net/
・selector infected WIXOSS
http://selector-wixoss.com/
・ノーゲーム・ノーライフ
http://ngnl.jp/
『キャプテン・アース』は2クール作品で、前半は「よくある」展開なのですが、後半、夢塔ハナ(声優:茅野愛衣)の秘密が明らかになるにつれ、物語が面白くなって行きます。Globeの「迎撃派」と「方舟派」、敵である「遊星歯車装置」、そして「マクベス・エンタープライゼズ」の関係が分かりにくかったのですが、そこさえクリアにできれば、かなり楽しめるはずです。あとは、日高里菜さん演じる夜祭アカリがかわいかったですね。へそフォルテ!
『selector infected WIXOSS』は、続編『selector spread WIXOSS』と併せて2クール作品だったのですが、最後、ややあっさりした終わり方だったことが残念ですが、途中のスリリングな展開は最高に楽しかったです。また、物語を大いに盛り上げた「アキラッキー」こと、蒼井晶(声優:赤崎千夏)の存在も良かったと思います。
『ノーゲーム・ノーライフ』は、私の好きな作品、『カンピオーネ! ~まつろわぬ神々と神殺しの魔王~』と『さくら荘のペットな彼女』の「好いとこ取り」となっています。簡単に言えば「異世界召喚モノ」なのですが、注目すべきは、闘争が禁止されて「全てがゲームで決まる」というルールに置かれた世界観と、主人公・空役の松岡禎丞さんによる迫真の演技となっています。
◆2014年夏アニメ
・有料メルマガ評論家が面白いと思う2014年夏アニメとは?
http://www.targma.jp/watanabe/?p=5134
リンク先で挙げたタイトルの中で「完走」できなかった作品は、『アオハライド』と『ばらかもん』の2作品でした。『アオハライド』は第5話まで見たのですが、『一週間フレンズ。』と同じく、背中がムズかゆくなってしまいます。『ばらかもん』は、どこかのタイミングで鑑賞しようとは思っています。さて、2014年夏アニメのベスト3を挙げるなら、次の作品となります。
・アカメが斬る!
http://akame.tv/index.html
・月刊少女野崎くん
http://nozakikun.tv/
・残響のテロル
http://terror-in-tokyo.com/
『アカメが斬る!』は、ファンタジー世界における「必殺仕事人」シリーズなのですが、とにかく、主要キャラクターが次々と死んで行くことが特徴です。以前にも書いたかもしれませんが、主要キャラクターが次々と死んで行く作品は大好きです。また、エスデス(声優:明坂聡美)が、めちゃくちゃ、かわいかったです。
『月刊少女野崎くん』は、ギャグというカテゴリーでは、間違いなく、今年ナンバー1の作品だったと思います。キャラクター同士の会話は全くかみ合っていないのですが、はたから見ている立場からすれば、これほど面白いことはないのです。
『残響のテロル』は重苦しい雰囲気があり、積極的に見たいとは思わなかったのですが、見始めたら、これがかなり面白い。2014年は途中まで面白かったにもかかわらず、エンディングが残念だと感じた作品が多かった中、しっかりと悲劇として幕を閉じる。これぞカタルシスだと感じました。もちろん、最後に明かされる「VON」の真意もすてきだったと思います。
◆2014年秋アニメ
・有料メルマガ評論家が面白いと思う2014年秋アニメとは?
http://www.targma.jp/watanabe/?p=5365
リンク先で挙げたタイトルの中で「完走」できなかった作品は、『繰繰れ!コックリさん』と『オオカミ少女と黒王子』、『曇天に笑う』、『愛・天地無用!』になります。一応、鑑賞はしているので、近日中に完走する予定ではあります。さて、2014年秋アニメのベスト3を挙げるなら、次の作品となります。(2クール作品は除きました)
・グリザイアの果実
http://www.grisaia-anime.com/
・PSYCHO-PASS サイコパス2
http://psycho-pass.com/
・神撃のバハムート GENESIS
http://shingekinobahamut-genesis.jp/
『グリザイアの果実』は続編の放送も決定されているのですが、1クール作品として見ても、非常にレベルが高いと感じました。あと、いわゆる「エロゲ」原作のアニメ作品に登場することが多い女性声優の中でも、私が好きな人たちが軒並み登場していたことも、高評価の理由になります。また、お気に入りの周防天音(声優:田口宏子)がメインヒロイン扱いだったことも、プラス要素です。
『PSYCHO-PASS サイコパス2』は、「1」に比べて格段に面白くなっていました。ちなみに「1」の評価は、次のように記しています。
・渡辺文重のアニメ視聴日記(3月18日~3月24日:1260分間)
http://www.targma.jp/watanabe/?p=1679/
『PSYCHO-PASS』は、説得力に欠ける作品という評価になる。「シビュラシステム」が管理する未来世界という設定はユニークだし、登場人物も魅力的。エンディングも含めて、物語も悪くない。しかし、後半に設定の説明が集中したため、後付けの言い訳を聞かされているような気分となった。視聴者が疑問に思うであろうと点は、あらかじめ洗い出しておいて、最初の方から少しずつ説明しておかないと、設定に破たんがなくても、物語が唐突に感じられてしまう。世界観は非常に良かったので、その世界観を生かして別のドラマを作れば面白くなるのではと思っていたのですが、「2」はそういった側面もあったと思います。さらに、「1」で明らかになった弱点を、しっかりと意識していることも好評価の要因です。また、「1」の犯罪は、未来を舞台にしていながら「現代的」だと感じたのですが、「2」では、舞台となっている未来でしか発生しない犯罪が成立しており、素晴らしかったと思います。
つまり、物語の一番初めに強調すべき点は、シビュラシステムのディテールではなく、日本が鎖国していることと、日本以外がいかに荒廃しているかだったのだ。だって、ほとんどの人間は、自分が他人よりも優れていると確認することでしか、自分が幸せだと認識できないでしょ。シビュラシステムのディテールを説明する上で、過去の日本人に比べて幸せみたいな話をしていたが、現在の日本人も、昔の日本人より幸せだからと言って、自分が幸せだとは思わないでしょ。むしろ、紛争地帯に生まれなくて良かったという方が自然。(評価:★★★/5段階評価)
『神撃のバハムート GENESIS』は、もちろん、アニメのクオリティーが非常に高く、そのことも理由の1つなのですが、物語がしっかりと王道を歩んでいたことも、高評価の理由になっています。すごい作画で、王道の物語を描かれたら、そりゃ、「スゲー!」と言うしかないですよね。また、アーミラ嬢(声優:清水理沙)がかわいいことが、かなり早い段階(第2話)で明らかになったことも、勝因に挙げられます。
◆2014年のベストアニメは?
以上、12作品のノミネート作品の中から、ベスト5を選ぶと、次のようになります。
1位『PSYCHO-PASS サイコパス2』
2位『selector』シリーズ
3位『ハマトラ』シリーズ
4位『月刊少女野崎くん』
5位『神撃のバハムート GENESIS』
最後に、面白かった2014年アニメ映画についても触れておきます。2014年に劇場で鑑賞した映画(イベント上映含む)は、次の通りとなります。(鑑賞順)
『サカサマのパテマ』
『ルパン三世vs名探偵コナン THE MOVIE』
『Wake Up,Girls! 七人のアイドル』
『魔女っこ姉妹のヨヨとネネ』
『劇場版 TIGER & BUNNY -The Rising-』
『劇場版 THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!』
『劇場版 モーレツ宇宙海賊 ABYSS OF HYPERSPACE-亜空の深淵-』
『そらのおとしものFinal 永遠の私の鳥籠』
『たまこラブストーリー』
『ロボットガールズZ』
『機動戦士ガンダムUC episode7 虹の彼方に』
『PERSONA3 THE MOVIE #2 Midsummer Knight’s Dream』
『ガールズ&パンツァー これが本当のアンツィオ戦です!』
『攻殻機動隊ARISE border:3 Ghost Tears』
『劇場版 K MISSING KINGS』
『攻殻機動隊ARISE border:4 Ghost Stands Alone』
『新劇場版 頭文字D Legend1 覚醒』
『翠星のガルガンティア~めぐる航路、遥か~前編』
『劇場版カードファイト!! ヴァンガード 3つのゲーム/ネオンメサイア』
『劇場版gdgd妖精sっていう映画はどうかな…?』同時上映『なりヒロwww』
『弱虫ペダル Re:RIDE』
『黒執事 Book of Murder 上巻』
『楽園追放 -Expelled from Paradise-』
『鬼灯の冷徹』新作OAD
『黒執事 Book of Murder 下巻』
『劇場版 進撃の巨人 前編~紅蓮の弓矢~』
『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』
『ゆるゆり なちゅやちゅみ!』
この中で最も面白かった作品を挙げるならば、それは『Wake Up,Girls! 七人のアイドル』で間違いないでしょう。この作品を見たことをキッカケに、私は「WUGナー」になってしまいました。TVシリーズもそれなりに面白かったのですが、1時間に詰まった島田真夢(声優:吉岡茉祐)の物語は素晴らしく、最後のライブシーンで最高の盛り上がりを見せます。パンツを見せる必要があったかは、微妙ですが……。
次点を挙げるならば、『たまこラブストーリー』と『劇場版 K MISSING KINGS』になるでしょうか。ともにTVシリーズの続編ですが、『たまこラブストーリー』はきれいに完結。ヒロイン・北白川たまこを演じた洲崎綾さんにとって、2014年は飛躍の年だったと思います。一方、『K』は続編を期待させる内容だったので、今後の展開が楽しみです。なお、『サカサマのパテマ』も面白かったのですが、公開が2013年なので、2014年のベストアニメにはそぐわないと思い、除外しました。
他にも語りたい作品はあるのですが、これで記事を締めくくりたいと思います。
※お知らせ
『渡辺文重の有料メルマガ批評』は現在、「タグマ!」「ブロマガ」「note」にて購読できます。
http://www.targma.jp/watanabe/
http://ch.nicovideo.jp/sammy-sammy/blomaga
https://note.mu/sammy_sammy
「タグマ!」の利点は、会員登録すれば、過去のバックナンバーが読み放題となること。「ブロマガ」の利点は、最初の2カ月間は1カ月分の料金のみで購読できること。(いわゆる「初月無料」)。「note」の利点は、公開直後から記事単位での購読が可能なことです。
更新するたびに「更新メルマガ」を配信しています。こちらへの登録は無料です。
http://www.targma.jp/watanabe/mailmagazine/
有限会社ブンヤのfacebookページでも更新情報を掲載しています。「いいね」を押してくださると、モチベーションが上がります。
https://www.facebook.com/bun.ya.net
コメント
コメントを書く