ごきげんよう。有料メルマガ評論家の渡辺文重です。1月31日(金)に行われる、アニメ師匠ことフリーライター・田口和裕氏主催のイベント「2013年アニソン総括」に参加しました。このイベントでは、10人ほどの投票により、2013年のアニソン・ベスト30を決定するのですが、私も投票に参加しました。この結果発表は、田口師匠にお任せするとして、私が選ぶ2013年のアニソン・ベスト30を発表したいと思います。

私の場合は、音楽の知識がサッパリないので、iTunesの再生回数を参考に、微調整したランキングとなっています。今回はいよいよベスト10です。

◆2013年アニソン総括 10位→1位の発表

ギリギリ最強あいまいみー!
10位:ギリギリ最強あいまいみー!/愛(大坪由佳)、麻衣(内田彩)、ミイ(内田真礼)
「FXで有り金全部溶かす人の顔」などでインパクトを残したTVアニメ『あいまいみー!』の主題歌。ギター演奏はマーティ・フリードマンさん。漫画原作・ちょぼらうにょぽみ先生の狂った世界観を見事に表現している楽曲だと思います。

その声を覚えてる
9位:その声を覚えてる/河野マリナ

『<物語>シリーズ セカンドシーズン』の「囮物語」および「鬼物語」ED。河野マリナさんは、第4回全日本アニソングランプリの優勝者。ファイナルで春奈るなさんに勝利を収めたこともあり、強く印象に残っていたのですが、デビュー後の印象はいまいち……。そうした中、やっと、つかんだ1曲ではないかと思います。作詞はこだまさおりさんで、作曲は神前暁さん。シングルは3曲とも、同じコンビなんですよね。

猫物語(白) 第一巻/つばさタイガー(上)(完全生産限定版) [Blu-ray]
8位:Chocolate insomnia/羽川翼(堀江由衣)

『<物語>シリーズ セカンドシーズン』の「猫物語(白)」OP。堀江由衣さん演じる羽川翼のキャラクターソング。『sugar sweet nightmare』、『perfect slumbers』も素晴らしい楽曲だったのですが、『Chocolate insomnia』では、堀江由衣さんの「かわいらしさ」が前面に押し出されています。

GENESIS ARIA(初回生産限定)
7位:GENESIS ARIA/スフィア

『アラタカンガタリ~革神語~』OP。正直、TV Sizeだと、消化不良な印象を受けるのですが、ライブで聞くと、ジェネシス(創世記)というだけのスケール感が伝わってきます。スフィアの楽曲は、ライブで聞くのが一番です。スフィアは今年で5周年。ますますの活躍をお祈りいたします。

熱風海陸ブシロード 熱き咆哮
6位:熱風海陸ブシロード“熱き咆哮”/小野正利

曲折の末に完成したアニメ作品『熱風海陸ブシロード』の主題歌。ミルキィホームズがユーロビート風アレンジで歌っているバージョンも面白いのですが、小野正利さんが「ブシロード」とか「ギガロード」と歌い上げる、このバージョンも最高です。

「Crowds」通常盤(ホワイトアッシュver ジャケット&ブックレット)
5位:Crowds/WHITE ASH

2013年のベストアニメ『ガッチャマン クラウズ』のOP。歯切れの良いギターで始まるイントロ。愁いを帯びた英語詞。そして、サビで突然差し込まれる日本語。作品の持つスタイリッシュな雰囲気を表現した楽曲だと思います。

misterioso
4位:misterioso/Kalafina

『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語』挿入歌。ネタバレありの感想(http://ch.nicovideo.jp/sammy-sammy/blomaga/ar389165)に記した作品のクライマックスで、流れている曲です。感動的なシーンに流れていた音楽を聴くと、涙が出てしまうのですが、『misterioso』もそんな1曲です。

かのん100%
3位:かのん100%/中川かのん starring 東山奈央

OVA『マジカル☆スター かのん100%』OP。iTunesの再生回数トップの『リンゴリボン』(中川かのん&水蓮寺ルカ starring 東山奈央&山崎はるか)が、対象外だったため、上方修正して3位としました。中川かのんの曲を聴くと気分が上がるので、仕事中によく再生しています。それにしても、「中川かのん」と東山奈央さんのシンクロ率は半端ないですね。ラブリーで超かわいい!

劇場版『花咲くいろは HOME SWEET HOME』主題歌::影踏み(初回限定盤)(DVD付)
2位:影踏み/nano.RIP

劇場版『花咲くいろは HOME SWEET HOME』主題歌。『花咲くいろは』と言えば、nano.RIP。nano.RIPと言えば、『花咲くいろは』なのですが、まさに、劇場版の出来の良さが、再生回数に影響したという印象です。この曲を聴くと、自然に劇場版『花咲くいろは HOME SWEET HOME』のことを思い出しますからね。

てさぐれ! 部活もの関連曲集「てさぐれ! 歌もの」
1位:Stand Up!!!!/鈴木結愛(西明日香)、佐藤陽菜(明坂聡美)、高橋葵(荻野可鈴)、田中心春(大橋彩香)

『てさぐれ! 部活もの』OP。MAD動画を含めて、2013年最も聴いた曲で間違いないです。日本のTVアニメ作品のOP/EDはどれも同じということは、かなり前から指摘されていたことですが、それを見事にやってのけたという印象です。歌詞だけでなく、メロディも、いかにも「アニソン」なんですよね。

◆2013年アニソン総括 番外編(2014年期待のアーティスト)

「今週のスポットライト」的なコーナーです。と言っても、分からない人の方が多いと思いますが……。要するに、ベスト30に入らなかった楽曲の中から、2014年期待のアーティストを紹介するコーナーです。

Blooming Line(DVD付)
新谷良子

2013年は「Animelo Summer Live」や「ANIMAX MUSIX」ほか、声優やアニソン歌手による「歌唱」がメインとなるイベントにほとんど参加しませんでした。ちなみに、参加したライブは、以下の10件となっています。

2月27日(水)
田村ゆかりスペシャルイベント「17才だよ?! ゆかりちゃん祭り!!」

4月21日(日)
「ハヤテのごとく!」+「神のみぞ知るセカイ」ジョイントコンサート2013 本日、満開桜色!

5月19日(日)
清水香里「バースデーライブ」

8月4日(日)
「Kalafina LIVE TOUR 2013“Consolation”」Special Final公演

9月15日(日)
スフィア 「SPLASH MESSAGE!-サンシャインステージ-」

9月16日(祝・月)
田村ゆかり「LOVE LIVE 2013 Autumn *Caramel Ribbon*」

10月27日(日)
日笠陽子「Glamorous Live」

11月16日(土)
新谷良子Live Tour「はっぴぃ・はっぴぃ・すまいる’13」

12月30日(月)
原田ひとみ presents 2013年末ダチャーン祭

12月31日(火)
アニソンキング

たった10の中から「ベスト」を選ぶのは心苦しいのですが、やはり、新谷良子さんのライブが一番印象に残っています。声優ライブにおいて、最も美しい瞬間は、新谷良子さんの『CANDY☆POP☆SWEET☆HEART』、「このまま一緒にオレンジに染まって」だと思っているのですが、それを確認することができました。世界は新谷良子さんを求めていると思うので、2014年は、歌手としても、声優としても、さらなる活躍を見せてくれることを期待します。