前回の更新から2週間ぐらいが経過しています。
その間、家電配送の仕事に就き、100キロぐらいある冷蔵庫をドライバーさんと2人、階段で2階まで運んだかと思えば、六本木のオフィスに通勤したり、王子法人会の活動としてインタビューや店舗の取材をしたり、盆踊りに参加したり、オタク仲間とキャンプをしたりと、濃密な時間を過ごしていました。
しかし、もう40代も後半ですから、すぐに疲れてしまう。家に帰ると全力バタンキューで、ブログを書く元気も出ないという感じでした。というわけで2週間前に書き始め、やっと書き終えた原稿を掲載します。
■i☆Risからの佐々木李子さん、だもん!
6月29日(土)は「さーくるふぁいあー!! vol.4 produce by SUPERBREAK」、7月2日(火)は「俺特!THE LIVE vol.2」に行ってきました。前者は澁谷梓希さん目当てで、後者は若井友希さん目当て。なんと分かりやすいi☆Risファンでしょうか。6月29日に関しては、茜屋日海夏さんが登壇したTVアニメ「手品先輩」先行上映会、芹澤優さん(福原あん役)による「プリティーオールフレンズ@ダッシュストア~Rainbow Wedding Corde~@ダッシュストア」お渡し会もあったわけですが、それはさておき……。私が行った2つのイベントには、i☆Ris以外にも共通点があります。それは、佐々木李子さんです。前者は「Fallen POP from 邪神ちゃんドロップキック」の一員として、後者は声優アーティストとしてソロで、それぞれステージを披露しました。その内容が良かったため、「次の機会があれば行ってみよう!」と思ったところ、「俺特!THE LIVE」のMCにて「終演後の物販で、イベントのチケットを手売りします」と話されたため、これは買うしかないなと思った次第です。(もちろんスマートフォンでスケジュールが空いていることを確認しましたけど)
凡俗な表現しか思い浮かばず申し訳ないのですが、佐々木李子さん、大変かわいかったです。「(美少女遊戯ユニット)クレーンゲールを見てました!」とか、「(キラッとプリ☆チャンの)ダイヤちゃんの活躍、楽しみにしてます」とか、そんな話をしたと思うのですが、最後は握手してくれました。超うれしい!というわけで、7月15日(月・祝)、秋葉原CLUB GOODMANで行われた「SynapstoRy ~世界でいちばんの白雪姫~」の夜公演に行ってきました。昼と夜で内容が異なるとのことでしたが、昼公演は先に売り切れとなっていました。
■「SynapstoRy」とは何か?
佐々木李子さんというと、やたら歌がうまいという印象だったため、ステージ上で楽曲を歌う、いわゆる「ライブ」をするものだと思ったのですが、一緒にもらったチラシやチケットに違和感を覚えます。そこでWebサイトを調べてみました。
https://sasakirico.com/synapstory/
「SynapstoRy」とは、 シナプス(SYNAPSE)=神経接合部と、STORYの造語。シナプスとは記憶を呼び起こしたり、身体中からの五感(視覚、触覚、嗅覚、聴覚、味覚)の情報を脳に伝える器官。流れてくる情報を脳内のシナプスが繋ぐことで、人は感動したり、悲しんだり、笑ったり、幸せと感じたりします。「歌を蒔く者」が紡いでいく物語をきっかけに、皆様の脳に瞬時に響くような、思わずハッと息が止まったりドキっとしてしまうような歌を歌いたい。セロトニンやアドレナリンやドーパミンを直接感じられるようなステージをお届けしたくてこの名前を考えました。皆様の感情の蕾が花開くきっかけとなりますように。(佐々木李子)
……正直、よく分からなかったのですが、実際に見てみれば腑に落ちます。ざっくり説明すると、歌手のライブというよりは、演劇に近いものでした。ステージの規模は異なりますが、「堀江由衣をめぐる冒険」みたいなイメージです。佐々木李子さんはミュージカル「アニー」で主役を務めたこともあるそうですが、歌にも芝居にも自信があるというタレントには、ピッタリのパフォーマンスだと思いました。
チケットには「自由席」と記されていたのですが、会場には80席程度が用意され、先着順で好きな席に座るというシステムになっていました。最初から最後まで座って見られるのはうれしいですね。そうした配慮もあってか、女性客も半分近くいました。スタンディングだと後方だとステージが見にくかったり、必要以上に荒ぶる客がいたりしますもんね。
■世界でいちばんの白雪姫
劇の内容はタイトルから想像できる通り、グリム童話で知られる「白雪姫」がベースとなっております。ヒロインの白雪姫を演じるのが佐々木李子さん。共演者は、王子ほか森の小人や吟遊詩人を演じる木暮晃石さんと、語り部や継母の王妃を演じる桃河りかさんの2人です。またステージ上では、山田裕一さんがピアノを、キャノン(菅野信昭)さんがベースを演奏し、物語の雰囲気を作り出します。
登場人物のほか、「魔法の鏡」や「毒リンゴ」など、グリム童話「白雪姫」の要素を残しつつも、物語は全く異なる方向へ進んでいく。小劇場の演劇にありがちな脚本ですが、それが会場の規模にもピッタリでしたし、何よりも内容が面白かった。「贅沢な時間を味わえた」というのが率直な感想です。販売されていた次回公演のチケットも、終演後に購入しました。
ちょっとネタバレになるかもしれませんが、佐々木李子さんが今回演じた白雪姫は、ひと言で表現するならば“嫌な奴”です。昼公演は違ったかもしれませんが、夜公演の白雪姫は心の底から嫌な奴で、毒リンゴかじって死にそうになれば「ざまーみろ!」と思われる存在なのですが、そういうキャラクターを見事に演じ切っていました。アニメを通じ、声優としての演技は聞いていましたが、こういう芝居もできるのかと、新たな発見がありました。これからの活躍が楽しみですね。
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