エプソムカップの注目馬【無料競馬コラム2024年】

【奥田隆一郎の重賞の見解：エプソムＣ編】

編集者（以下、編）　先週の安田記念は１着☆ロマンチックウォリアー(1人気)→２着○ナミュール(4人気)→△ソウルラッシュ(2人気)の印で３連複3,280円が的中しました。

奥田隆一郎（以下、奥）　◎○２頭軸なので○ナミュールが１着だと３連単も的中したんだけど、雨の影響が大きかったかな。勝ち馬☆ロマンチックウォリアーは東京芝1800ｍがベストと思っていたけど、重に近い稍重になったことで通常の東京芝1600ｍよりスタミナが必要になった。そうすると☆ロマンチックウォリアーにとっては適条件になった可能性が高い。

　

編　直結で予想印を打った６頭中５頭が１～５着の掲示板を独占したので、日本馬の適性評価は完璧だったと思います。特に穴馬に挙げていた▲ガイアフォースが４着ですから。

奥　そうだね。いずれにしても中距離実績に秀でた外国馬が１人気なら、配当妙味からも◎は打ちにくいから３連複の的中で良しとするしかないかも。○ナミュールの巻き返しが予想どおりだったしね。

編　そうですね、高配当という意味では今週のエプソムＣの方が期待できそうなので、今週でお願いします。それでは、エプソムＣの傾向から教えてください。

奥　近５年のエプソムカップの結果を確認すると、３年前の良馬場は差し・追込で決着しているが、その他の４年は稍重・重・不良馬場で行われて逃げ・先行馬が穴をあけている。梅雨時期に行われるＧ３戦なので天候を考慮しながら予想したい。

編　日曜は曇りの予報のようです。コース形態はどんな感じですか？

奥　コース形態は、東京芝1600ｍがスタート後に直線が続くが、東京芝1800ｍはスタート後すぐにコーナーを回るため、マイルから距離が１ハロン長くなるだけでなく、スタート後のコーナーに対応する器用さが求められる。このスタート直後のコーナーの影響で先行有利になりやすく、穴は逃げ・先行馬から選ぶのがセオリー。ただし、エプソムカップは４月下旬から続く東京開催の８週目に行われるため、馬場的には差し有利になりやすく、適性の高い馬や人気馬なら差し馬でも好走可能。つまり、天候、馬場、コース形態が複雑な組み合わせになることでエプソムＣは混戦になりやすいレースだね。最終的に土曜の馬場と日曜の天候を確認してから、どちらを上位に取るかを判断したい。

編　わかりました。では、それを踏まえて現時点の注目馬を教えて下さい。

奥　ルージュリナージュを推奨する。ルージュリナージュは、東京芝1800ｍで未勝利とユートピアＳ(3勝クラス)を勝利して、東京芝2000ｍにて２勝クラスを制した。東京芝コースの中距離戦を得意にしている。

編　その後は連敗していますね。

奥　中山芝コースの４走前と前々走を惨敗したが、東京芝1600ｍのヴィクトリアマイルを13人気５着に善戦、やはり東京芝コースは走れている。

編　たしかに前走は人気薄で掲示板に載りましたね。

奥　前走のマイルよりも今回の1800ｍの方に距離適性があるため、前走から１ハロン延長はプラス材料。適距離に出走するうえに前走Ｇ１からＧ３に替わる相手弱化により、好勝負を期待する。

編　了解しました。次に２頭目の推奨馬を教えてください。

奥　カレンシュトラウスを穴馬に推奨する。

編　カレンシュトラウスは大敗を続けていて、ぜんぜん人気がなさそうです。

奥　エプソムＣはメイＳ組が穴をあけることが多く、昨年の７人気２着馬と４人気３着馬もメイＳからのローテだった。カレンシュトラウスは、一昨年に東京芝1800ｍのメイＳを勝利してコース適性が高い。その後は不振で惨敗続きも、前走のメイＳを11人気５着に善戦して復活の兆しを見せた。

編　ふた桁の着順が続いていた中で前走５着ですから、復調を感じさせる内容でしたね。

奥　そうだね。前走のメイＳはＳペースの前残り決着であり、差し馬の最先着を評価する。復活すれば適性の高さを活かした激走を期待できるため、大駆けを警戒する。

編　わかりました。重賞予想の最終結論は【 直結式 重賞予想 】のチャンネル会員様向けに公開されます。ご購読は【チャンネルに入会して購読】のボタンから、お申込みください。ありがとうございました。

【 直結式 重賞予想 】

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(用語解説)直結コースとは…今回のコースと同じような適性が求められるコースのこと。直結コースの好走実績がある馬は、今回のコースに対して適性が高いと判断できる。「直結式馬券術」は、コース適性の高い穴馬を推奨して高配当を狙う馬券術です。