皐月賞(G1)の注目馬【無料で読める競馬コラム 2024年】
【奥田隆一郎の重賞の見解:皐月賞編】
編集者(以下、編) 先週土曜は重賞NZTの3連複1万1,050円(買い目19点)の的中がサスガでした。今週は中山競馬場で皐月賞が行われますね。まず、中山芝2000mのコース解説から、よろしくお願いします。
奥 了解。皐月賞が行われる中山芝2000mは最後の直線入口にスタートがあり、内回りを使用するためコーナー4回のコース。内回りで直線の短い小回りコースだが、コースの高低差が大きく、さらにスタート後に直線の急坂を登り、ゴール直前に同じ急坂を登るためタフなコースといえる。
編 なるほど。このコースで行われる皐月賞の傾向は?
奥 皐月賞に直結するコースとして最も注目は東京芝1800m。東京芝1800mで行われる重賞は共同通信杯、東京スポーツ杯2歳S、この2レースの激走馬が最有力となる。例えば、昨年の皐月賞3着馬は共同通信杯1着、一昨年の皐月賞1着馬は共同通信杯2着、2着馬は東スポ杯2歳S1着の好走実績があり、3年前の皐月賞勝ち馬は共同通信杯1着馬だった。
編 たしかに直結していますね。具体例を出してもらえると、わかりやすかったです。その他に注目コースはありますか?
奥 次に注目は同コースの中山芝2000m。このコースで行われる重賞としてホープフルS、ディープ記念、京成杯がある。昨年は京成杯の勝ち馬が皐月賞を制し、ディープ記念の勝ち馬が皐月賞2着。その他、一昨年の皐月賞3着はディープ記念2着馬、3年前の皐月賞2着はディープ記念の勝ち馬だった。まとめると「皐月賞は東京芝1800mまたは中山芝2000mの重賞激走馬を中心視」、この評価方法を覚えておくと良いだろう。
編 わかりました。では、それを踏まえて現時点の注目馬を教えて下さい。
奥 ジャンタルマンタルを推奨する。
編 ジャンタルマンタルは、G1の朝日杯FSの勝ち馬です。
奥 ジャンタルマンタルは2歳時にG1レースの朝日杯FSを制して能力の高さを示し、3歳で直結コースの東京芝1800mで行われた共同通信杯を連対して適性の高さを見せた。このことから「適性×能力」を高く評価できる。
編 共同通信杯は2着ですが問題なしですか?
奥 共同通信杯はSペースで前に付けた東京巧者に残られたけど、ジャンタルマンタルの好位から差して2着は、賞金が充分に足りる中で本番前の一叩きとして上々の内容。直結する共同通信杯の連対馬、前走から上積みを見込めるため好勝負になる。
編 了解です。それでは2頭目の推奨馬を教えてください。
奥 アーバンシックを推奨する。
編 アーバンシックは、重賞の京成杯を連対しました。
奥 アーバンシックは、直結コースの東京芝2000mで百日草特別を勝ち上がり、同コースの中山芝2000mにて重賞の京成杯を連対した。
編 京成杯は2着ですが、前進を期待できますか?
奥 京成杯はスタート後にダッシュが付かず位置取りを悪くしたが、上がり最速で追い込んで2着に好走。勝ち馬にスムーズな競馬で先に抜け出されたが、アーバンシックは粗削りながらも鋭い差し脚を見せたことでキャリアを積んでの伸びしろを期待できる。今回は中山芝2000mの重賞出走2度目となり、コース経験を活かした激走を警戒するよ。
編 わかりました。重賞予想の最終結論は【 直結式 重賞予想 】のチャンネル会員様向けに公開されます。ご購読は【チャンネルに入会して購読】のボタンから、お申込みください。ありがとうございました。
【 直結式 重賞予想 】
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(用語解説)直結コースとは…今回のコースと同じような適性が求められるコースのこと。直結コースの好走実績がある馬は、今回のコースに対して適性が高いと判断できる。「直結式馬券術」は、コース適性の高い穴馬を推奨して高配当を狙う馬券術です。
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