【奥田隆一郎の重賞の見解:チャンピオンズカップ編】

編集者(以下、編) 今週から開催替わりで中山、阪神、中京競馬が行われます。12月は4週連続でGⅠレースが行われ、さらにホープフルSもあります。年末に向けて盛り上がっていきましょう。

奥田隆一郎(以下、奥) 楽しみなレースが多いね。まず今週のチャンピオンズCからだね。

編 はい。今年の秋も見ごたえのあるGⅠばかりで毎週が楽しいです。ただ配当的に堅いGⅠが多いように感じますので、12月は高配当にも期待したいです。チャンピオンズCは混戦で荒れそうなので楽しみです。それでは、チャンピオンズCのコース解説から、お願いします。

奥 了解。中京ダ1800mはスタートが直線の坂途中にあるため、スタート直後から登り坂となり、ここでペースが落ち着けば先行馬が有利になる。そしてコースを1周して最後の直線で再び急坂を上がることになる。この坂はJRAで中山に次ぐ2番目に急な勾配なのでタフなコースといえる。

編 先行有利なコースと考えていいでしょうか?

奥 条件戦は先行有利だけど、多頭数のGⅠとなると差し・追込馬の台頭もあるため、他の馬がバテたところを差してくる穴馬も狙いたい。昨年や一昨年のチャンピオンズCのように、先行馬2頭+差し馬1頭の組み合わせになりやすいイメージだね。

編 では、それを踏まえて現時点の注目馬を教えて下さい。

奥 アイコンテーラーを推奨する。

編 アイコンテーラーは、3走前に芝からダート路線に転向して3走連続で好走しています。

奥 初ダートで直結コースのBSN賞を先行策から勝ち、前々走にて直結コース阪神ダ2000mの重賞シリウスSを4角先頭から連対した。ダートでは底を見せていない魅力がある。

編 さきほど話された先行馬に該当しますね。

奥 そうだね。ダート中距離で積極的に先行できることを評価したい。昨年のチャンピオンズCの勝ち馬はダート転向後に好走を続けてG1制覇しており、アイコンテーラーも同様に勢いのあるタイミングでG1激走を警戒する。

編 わかりました。次に2頭目の推奨馬を教えてください。

奥 テーオーケインズを推奨する。

編 テーオーケインズは、一昨年のチャンピオンズCを勝利しました。

奥 テーオーケインズは、同コースの中京ダ1800mで一昨年のチャンピオンズCを圧勝。また、直結コースの中京ダ1900mにて重賞の平安Sを制し、中京ダートの中距離戦を得意にしている。

編 ちなみに昨年のチャンピオンズCを凡走しましたが、今年の方が良さそうですか?

奥 昨秋は休み明けのJBCクラシック快勝後にチャンピオンズCに出走したんだけど、2走ボケのような敗れ方をしていた。今年の前走3着から叩いて上積みを見込めるローテに好感が持てる。今年4戦は地方競馬とドバイ遠征で2~4着に好走したが、今回は得意な中京ダートに替わるため、好勝負を期待できるよ。

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(用語解説)直結コースとは…今回のコースと同じような適性が求められるコースのこと。直結コースの好走実績がある馬は、今回のコースに対して適性が高いと判断できる。「直結式馬券術」は、コース適性の高い穴馬を推奨して高配当を狙う馬券術です。