わさびを少しのせて、しょう油を少しつけていただく。色のつやも良く、きっとさっぱりしつつも、しっかりとマグロの味わいが感じられるのでしょう。
あれ。でも、私たちが普段食べるマグロとは少し様子が違う?
これらの写真はKickstarterで人気を集めているプロジェクト“Tomato Sushi”から。
そう、この赤身、実はトマトなんです。発明したのは、アメリカのトップシェフのひとりJames Corwellさん。
いまや世界のいろんな場所で食べられるSushiですが、日本に住む私たちには、ネタがトマトの寿司というのは少し想像しにくいですね。
Corwellさんが最初に”Tomato Sushi”のアイデアを得たのは、東京・築地市場だったとか。彼は「フットボール場2面ほどの」倉庫いっぱいのマグロが1日で取引されるのを目にし、「一体どのように海を保持していくか」と自問したそうです。
自分なりに考えた答えは「できない」。
それから時間をかけてたどり着いたのが、 資源量の減少が顕著で、絶滅の危機も叫ばれるマグロの代わりになる、持続可能な寿司ネタ「トマト」でした。
気になる味はというと、一応、開発チーム側は「デリシャス」と太鼓判。ご飯と一緒に食べるとトマトは魚のように感じられ、食感や風味、味、どれも申し分ないといいます。
Kickstarterで後援者になると、”Tomato Sushi”のパックが送られたり(アメリカ国内のみ)、このお寿司が楽しめるパーティやディナーに参加する権利が与えられるようですが、日本にいながら本当にデリシャスなのか確かめる方法はないようですね。
ただ、彼らは「サンフランシスコや、ゆくゆくは全米のレストランで”Tomato Sushi”が食べられるようにしたい」としており、いつかアメリカに行ったら出会えるかもしれません。
その時を楽しみに待ちましょう。
なお、Kickstarterで早々に目標額を達成すると、ストレッチ・ゴールとして”Eggplant Unagi(なすのウナギ)”を用意。
現在までに”Tomato Sushi”ほどの反響はないようです。
Tomato Sushi | Sustainable Vegan Tuna [kickstarter]